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調査リポート

ITRが「IT投資動向調査2020」を実施 「卸売・小売」の投資意欲が盛んに今日のリサーチ

国内企業のIT予算は堅調に増加傾向にはあるものの、その勢いには陰りが見え始めています。

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 2019年12月11日、アイ・ティ・アール(ITR)は国内企業のIT戦略・IT投資の意思決定に関与する役職者を対象にした年次調査「IT投資動向調査2020」の結果を発表しました(有効回答件数2826)。

 これによると2019年度(2019年4月〜2020年3月)のIT予算額は、前年度から増加したとする企業の割合が35%、減少とした企業の割合が8%、横ばいの企業の割合が57%となりました。

 2020年度(2020年4月〜2021年3月)に向けては、10%以上の大幅な増加を見込む企業の割合が2019年度の同回答から2ポイント減少し、20%未満の減少を見込む企業の割合が2ポイント増加しています。このIT予算の増減傾向を指数化した「IT投資増減指数」を見ると、2019年度の実績値は2.62となり、2014年度以来5年ぶりに前年調査時の予想値(2.68)を下回る結果となりました。

 2020年度の予測値も前年調査時よりわずかながら下がっており、2015年度以降続いていた上昇傾向に歯止めがかかる結果となりました。

「卸売・小売」の投資意欲が高い

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