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Facebook広告だからこそ実現するフルファネルダイナミック広告、効果的に活用するには?使えるダイナミック広告 第2回(1/2 ページ)

企業が持つアイテムデータを活用し動的(ダイナミック)に配信するダイナミック広告が注目されています。今回はFacebookダイナミック広告について解説します。

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 日本国内の月間アクティブユーザー数が2800万人(2017年10月現在)となったFacebookは、SNSとしてだけではなく広告メディアとしても注目されています。

 Facebookダイナミック広告は「認知」「検討」「獲得」まで全てカバーできるのが大きな特徴です。また、バナー広告と異なり、ニュースフィード上に友達の投稿に挟まれる形で広告が配信される(インフィード広告)ため、ユーザーの目にとまりやすく、高い広告効果を実現することができます。

 今回はFacebookダイナミック広告の特徴と活用するためのヒントを紹介します。

Facebook広告の3つの特徴

 Facebook広告には大きく3つの特徴があります。順番に見ていきましょう。

1. ユーザー単位のターゲティング

 FacebookではIDベース(ユーザー単位)でターゲティングできるのが大きな特徴です。DSPなどの広告の場合、Cookieベースでターゲティングを行うため、ブラウザ単位での広告配信になります。そのためデバイスを横断した広告配信を高い精度で実施することができません。その点、Facebookであれば同じIDでログインしていれば、端末を横断した行動履歴を一元的に把握することが可能になります。例えばあるユーザーが会社のPCで休憩中に見た商品を、帰宅時の電車の中で見ているスマホに再び表示させることができます。

2. 豊富な属性データ

 Facebookは実名制のSNSで、ユーザーはさまざまな属性情報を登録しています。また、Facebook内でのアクション(いいね!やコメントなど)も、行動シグナル情報として蓄積しています。これらの属性データを活用し、誰が何に興味があるのか、高い精度で予測することができます。また、コンバージョンしたユーザーと似た属性の人に広告を配信(オーディエンス拡張)もできます。豊富な属性データを持つFacebookだからこそ、高い精度でターゲティングすることができます。

3. Instagramへの広告配信もできる

 Instagramは2012年にFacebookが買収し、現在ではFacebook広告経由でInstagramにも広告を配信することができます。日本国内での利用者数はどんどん増えており、日本の月間アクティブユーザー数は2000万人(2017年10月)を超えています。Facebookを利用しているユーザー層とは違うユーザー層へ広告配信ができるので、リーチを拡大するにはInstagramへの配信も積極的に行いましょう。

Facebook広告で実現するフルファネルダイナミック広告

 ユーザー単位でのターゲッティングと豊富な属性・シグナルデータの活用で高いターゲッティング精度を実現するFacebook広告ですが、Facebookだけでフルファネルダイナミック広告を実現できます。

 例えば、自社サイトを訪れた人に対してその人が閲覧したアイテムや関連するアイテムを表示してコンバージョン(CV)の獲得を行います(リターゲティング)。サイト未訪問者に対しては、CVしたユーザーと属性が近しいユーザーに対してダイナミック広告を配信することができます(ブロードオーディエンス、プロスペクティング配信)。また、キャンバス広告を活用し、メインビジュアルで動画・バナーで訴求して、クリック後はアイテム単位でアピールするというように、認知を獲得しながら同時にアイテム訴求をすることもできます。

 このように、Facebook内で認知、検討、獲得までダイナミック広告で実現できるメニューが提供されていますので、これらを活用して最適な広告配信を実現することができます。

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