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Instagramでブランド価値を高めるために必要なことは?――酒類&食品業界:データで振り返るInstagramマーケティングの2017年【後編】
人気のブランドは「インスタ映え」が違う。企業のマーケティングにおける上手なInstagram活用の事例を総まとめ。後編は酒類&食品業界に注目します。
インスタ映えに定評のある企業アカウントは何を投稿しているのか。ソーシャルメディアマーケティング支援のコムニコが実施した調査から、エンゲージメント数(注1)が多い投稿を業界別にピックアップしました。前編「「インスタ映え」企業アカウントの2017年、共感される投稿のポイントは?――小売&自動車業界」に引き続き後編では、酒類、食品(菓子)(注2)について見ていきます。
注1:本稿では、「エンゲージメント数」をいいね+コメント数、「エンゲージメント率」を(いいね+コメント数)/フォロワー数と定義します。
注2:全ての企業アカウントが含まれているわけではありません。
調査概要
- 調査期間:2017年1月1日〜12月15日の約1年間
- 調査対象:週1回程度、投稿している国内企業Instagramアカウント
- 調査方法:小売(専門店)、自動車、酒類、食品(菓子)の4業界においてフォロワー数トップ10を算出。さらに同期間の中で、エンゲージメント数が多い投稿をピックアップ
- 利用ツール:POST365(ポストサンロクゴ)
酒類業界 フォロワー数ランキングトップ10に見る、人気投稿とは?
酒類業界でのフォロワー数トップは、サントリーのウイスキー「響」の公式アカウントである「響 | SUNTORY WHISKY HIBIKI」でしたが、注目はフォロワー数2位にランクインした「よなよなエール/ヤッホーブルーイング」の平均エンゲージメント数の高さです。その中でも最もエンゲージメント数が高かった投稿は、よなよなエールが味わえるお店「よなよなビアワークス」を紹介したもので、エンゲージメント数は1710を記録しました。平均(728.1)の2.5倍近い値です。
1.「行ってみたい」と思わせる絵作り、そして絶妙な投稿タイミング
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