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メルカリ、フィンテック、宅配便再配達問題…… EC時代の生活者インサイトはどうなってる?週刊「調査のチカラ」

利便性がもたらす社会のひずみについて考えさえられる今日このごろ。各種の調査データから見えてくる生活者の今の気分とは?

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 日本でインターネットの商用利用が許可され、インターネット接続サービスが始まったのが1993年のこと。20年以上を経て、インターネットは生活者のライフスタイルを劇的に変えました。優れたプロダクトやサービスが生まれる一方で、さまざまな弊害も取り沙汰されていますが、こうした課題に向き合うことで新たなビジネスチャンスが生まれるのかもしれません。今回は調査まとめサイト「調査のチカラ」の9万件超のストックから、インターネット時代の消費行動を探ってみたいと思います。

フリマアプリ、利用者の9割が「メルカリ」を活用

 スマートフォンを利用して手軽に出品できるなど、利用が拡大している「フリマアプリ」。マクロミルが運営する調査サイト「ホノテ」では、その利用実態を調査しました。15〜69歳の1万5000人を対象にアンケートを実施したところ、その存在を「知っている」のは全体の66%でした(「現在利用している」「以前利用していたが、今は利用していない」「知っているが、利用したことはない」の合計)。利用率は若い世代ほど高く、10代女性の42.4%が「現在利用している」と回答しています。また、利用者が最も多かったのは「メルカリ」でフリマアプリ利用者の94%が利用していることが分かりました。調査ではフリマアプリでの出品内容についても尋ねています。「フリマアプリで問題だと思う出品物」について、実際にその商品が出品されているのを見たことがある人に聞いたところ、上位5つは「領収書」「現金」「卒業アルバム」「電子マネー」「離婚届」という結果でした。あの手この手でいわくつきの出品は続いているようで、対応する運営会社の方々の苦労がしのばれます。

台頭するフィンテック企業、アプリ利用では旧来の金融機関をリード

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