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「インサイト」が全て――生活者の本音を探ってみると週刊「調査のチカラ」

社会問題への関心から40代ミドル男性の身だしなみに対する意識まで、調査データから最近の生活者心理を探ります。

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 別れと出会いの春です。新生活、新年度に向けた準備を本格的にスタートさせる方も多いのではないでしょうか。新しい職場、新しい仕事で一歩抜きんでるのも、新規顧客を増やすのも、まずは相手の心理と行動を知ることが大切。調査まとめサイト「調査のチカラ」の9万件超のストックから、今回は「生活者心理」「インサイト」を知るのに役立ちそうな調査データをピックアップしました。

生活者の8割が「年金制度や老後の生活への不安」に関心

 博報堂研究開発局は首都圏と京阪神圏の16〜69歳の男女1200人を対象に、生活者の「社会意識・行動に関する調査」を実施しました。2010年から続いているこの調査は今回が第6回。社会問題に対して「関心がある」と答えた生活者は回答者の約8割と高い割合となっています。ただ、2010年調査時には約9割が「関心がある」と回答しており、その比率は年々低下傾向にあるようです。続いて、さまざまな社会問題(35項目)についての関心度を尋ねたところ、特に関心が高かったのは「年金制度の崩壊など、老後の生活への不安」で、8割以上の生活者が「関心がある」と回答しています。続いて関心が高いのが「高齢者介護・医療体制への不安」で、「インターネット犯罪」「社会マナーの低下」などを上回りました。明日が見えない不安にどう取り組むか。マーケティング視点から社会を変える提案ができる余地もいろいろとありそうです。

40代男性の7割が「自分はイケてない」

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