「AbemaTV」仕掛け人が語る「横UI」誕生の秘密:「インターネットテレビ局」ならではの顧客体験価値をどう作るか(1/3 ページ)
2016年11月10日に開催された「Kaizen Growth Drive 2016」から、サイバーエージェント常務取締役兼AbemaTV取締役の小池政秀氏とKaizen Platform CEO 須藤憲司氏による基調講演の内容を紹介する。
Webのユーザー・インタフェース(UI)改善を実現するKaizen Platformは2016年11月10日、「顧客体験価値」と企業の売り上げやマーケティング効率の向上をテーマとした「Kaizen Growth Drive 2016」を開催した。基調講演にはサイバーエージェント 常務取締役兼AbemaTV取締役 小池政秀氏とKaizen Platform CEO 須藤憲司氏が登壇。「マーケティング戦略の中心に顧客体験を据えるには?」と題して、ネット動画配信サービスにおける、顧客体験の新たな創造について語った。
須藤氏は冒頭、「今、企業と顧客を結ぶ顧客体験の重要性が高まっている」と切り出し、「ITが人々の生活に浸透し、オンラインとオフラインの境目がなくなるデジタルトランスフォーメーションが進んでいる」と述べた。
このようなテクノロジーの発展に対して、産業構造やマーケティングには大きな変化が求められている。その流れの中で、前例のない顧客体験の創造への取り組みを実践している事例として須藤氏が挙げたのが「AbemaTV」だ。
AbemaTVは、サイバーエージェントとテレビ朝日が共同で展開しているインターネットテレビ局だ。2016年4月にアプリのリリースが始まってから、約7カ月で1000万ダウンロードを達成している。人気の高いアニメやドラマの他、自社制作したニュース番組やバラエティー番組などもそろえたコンテンツの層の厚さが特徴だ。
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