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調査が導く課題に対する「ズレた施策」を防ぐには?――アクセスデータ活用のススメ【連載】データと調査で“愛されWeb”を作る 第5回(1/2 ページ)

調査の終わりは施策の始まり。そしてその成果を継続的に観測し、次なる施策へ。企業を成長に導く“愛されWeb”への道はどこまでも続きます。今回はこのプロセスを円滑に回すためのアプローチについて解説します。

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 この連載ではここまで、自社のWebサイトをビジネスに貢献できる“愛されWeb”にするため、ユーザーの愛情(ロイヤリティー)を定量化する「NPS(Net Promoter Score)」と本音を引き出す「定性調査」を活用するためのポイントを述べてきました。

 「ロイヤリティーの高いユーザーの嗜好が分かった」

 「調査からサイトの課題を発見できた」

 調査を実施したお客さまからそのような声を聞くと、サポートするわれわれとしても非常にうれしく思います。しかし、調査だけしてそれで終わりということはありません。調査結果から見えてきた課題に対して施策(解決策)を考え、Webサイトへ反映していくことになるわけですから、ここからが始まりです。

 ここで意識しておきたいのが、調査で導かれた課題に対して実施しようとしている施策がコンバージョン率(CVR)や直帰率などをどの程度改善するかということです。

 施策の効果をアクセスデータで捉えることは、継続的な成長を考える上で、大切な要素です。また、社内で十分な理解を得られなければ、考えた施策が正しいものであったとしても、円滑に実行することができません。担当外の社員から「本当にこの施策でいいの?」「ちゃんと調査した?」と、調査結果にまで疑いの目を向けられてしまうこともあるでしょう。

 そこで今回は、アクセスデータを活用して調査結果をより価値あるものにする方法について説明します。

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