ニュース
ガートナーが見解を発表、独自のIT予算を持つマーケティング組織を擁する国内企業の割合が2019年までに倍増:新しいCRMに関して
2016年2月24日、ガートナーは年次イベントである「ガートナー カスタマー 360 サミット 2016」の開催に合わせ、マーケティングにはスピードと俊敏性に焦点を当てた新しいITアプローチが必要になるとの見解を発表した。
2016年2月24日、ガートナーは年次イベントである「ガートナー カスタマー 360 サミット 2016」の開催に合わせ、「ほとんどの新しいマーケティングテクノロジーイニシアチブには、セキュリティと精度よりもスピードと俊敏性に焦点を当てた新しいITアプローチが必要になる」との見解を発表した。
その一方で、ガートナーではマーケティング部門をサポートするITアプリケーションリーダーのうち、2018年までにスピードと俊敏性を重視したIT戦略を掲げるリーダーは、わずか25%にとどまると予測している。
ガートナーでリサーチ担当バイスプレジデントを務めるキンバリー・コリンズ氏 は「マーケティングは、常に革新と競争上の差別化が重視される領域でしたが、新たにソーシャル、モバイル、ビッグ・データ、モノのインターネット(IoT) の技術が注目されるようになり、マーケティング担当者にとって過剰なほどの新たなアイデアが開かれました」とコメントしている。そして、市場の変化に後れを取らないように、事業部門とIT部門の両方にスピードと組織的な俊敏性が求められるという。
ガートナーが発表した、他の新しいCRMの展望は次の通り。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- IT部門とマーケティング部門の密接な連携が必要:日本におけるCMO相当の役職が前年比1割増、ガートナーが調査結果を発表
ガートナー ジャパンは2016年1月25日、日本国内における最高マーケティング責任者(CMO)に関する調査結果およびIT投資をめぐる組織への影響についての見解を発表した。 - ガートナー ジャパンが調査結果を公表:認知度9割でも活用はわずか6%、日本企業のビッグデータへの取り組みの実態が明らかに
ガートナー ジャパン2015年5月25日、日本企業のビッグデータへの取り組みに関する調査結果を発表した。 - 第5回 IOTで変わる私たちの暮らし――ヒト/モノ/データの新しいつなぎ方