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第6回 チーフデータオフィサー(CDO)の必要性【連載】初めてのデータドリブンマーケティング

前回は「データ活用を成功させるためポイント」として、1)ビッグデータへの対応、2)ITを活用したスピードアップ、3)オートメーション、の3点を指摘しました。経営判断に限らず、マーケティング活動においても、データ分析の結果を素早く意思決定につなげることが成功の鍵となります。企業において、「データ」に関するガバナンス責任を持つのがCDO(チーフデータオフィサー)なのです。

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CIOはもういらない!?

 チーフデータオフィサー(CDO)については、現時点においてもその役割やポジションは十分に議論されているとは言えないと思います。つまり、誰でも了解できる明確な定義があるわけではないのが現状ではあにでしょうか。CDOがCIOの管理下に置かれてIT部門の一部と見なされている組織や、CFOの配下で財務組織の一部と見なされる組織、そして、CEOの直接管理下に置かれている場合もあります。

 個人的には、CDOはCEOの直接の管理下で業務を行うべきであり、企業における情報技術関連の全般的な意思決定に大きな影響力を持つべきだと私は考えています。より大胆なことを言わせてもらえば、CDOの出現によって、CIO(チーフインフォメーションオフィサー)はなくなる役割だと私は考えています。

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