富士通、「デジタルマーケティングソリューション」の製品/サービスを強化:ネットとリアルを融合(1/2 ページ)
富士通は3月4日、リアル店舗やECサイトなど顧客が接する全チャネルのデータを活用することで顧客ごとの「買いたい気持ち」の兆しをつかみ、購入につなげる製品/サービス群を強化することを発表した。
ECサイトやソーシャルメディア、実店舗など、顧客が接する全チャネル(オムニチャネル)から集めたビッグデータを活用し、個々の顧客ニーズに合わせた価値を提供する製品/サービス群を「デジタルマーケティングソリューション」として体系化する。これに合わせて、新サービス「オムニチャネルテンプレート」の提供と、従来から提供してきた「FUJITSU Business Application SNAPEC-EX」の強化、また「FUJITSU Intelligent Data Service 生活者行動分析サービス Do-Cube」の提供を開始する。オムニチャネルテンプレートの発売開始は2014年4月から、FUJITSU Intelligent Data Service 生活者行動分析サービス Do-Cubeの提供は今月からを予定している。
近年、デバイスの多様化などに伴い、顧客が企業と接するチャネルも複雑かつ多彩になると同時に、商品購買だけでなく、事前の情報収集や比較検討、口コミチェックなど購買行動も大きく変化している。今回のデジタルマーケティングソリューションの体系化は、こうした状況に対し、富士通がこれまで蓄積してきた基幹マーチャンダイジングシステムの構築、BIツールの導入、ポイントシステムといった個別業務システムの提供ノウハウを組み合わせ、ネットとリアルを組み合わせたオムニチャネル活用を活性化させるソリューションとして、従来の製品/サービスを強化するとともに、ニーズに対応するための新サービスを提供していく。
新たに提供または強化されるサービスは次の通り。
1.オムニチャネルテンプレート(新規)
富士通が提供するECソリューション「FUJITSU Business Application SNAPEC-EX」と、セールスフォース・ドットコムの「Sales Cloud」を連携するソリューション。リアル店舗やECサイト、ソーシャルメディアといった全顧客チャネルのデータを統合し、顧客ごとの「買いたい気持ち」の兆しをつかんで購入につなげるためのテンプレートを提供する。これにより、個々の顧客別に最適なチャネルで的確なプロモーションを実現できる。価格は個別に見積もる。
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