コンテンツマーケティングには意識改革が必要だ:BtoB市場の展望(1/2 ページ)
米Dell BtoBデジタルマーケティング部門のエグゼクティブ・ディレクターを務めるリシ・デイブ氏に聞く、BtoB企業におけるコンテンツマーケティングの意義、今後の展望とは?
2014年に入り、海外のマーケティング分野メディアの記事では特にコンテンツマーケティングをテーマにしているものが増えた。Googleの検索アルゴリズムも、鮮度の高い重要なコンテンツをベースに評価するようになり、コンテンツの重要性が日に日に増していることもその要因だと思われる。
2014年1月24日にeMarkterに掲載された記事“B2B Perspective: Dell’s Dave Predicts Better Content Marketing for 2014”(「BtoB市場の展望:2014年コンテンツマーケティング施策向上に向けてDellマーケターが予測」)では、BtoB企業に対し、コンテンツマーケティングにおける心得を啓蒙している。語っているのは、米Dell BtoBデジタルマーケティング部門のエグゼクティブ・ディレクターを務めるリシ・デイブ氏。eMarketerは主にマーケティング分野の調査結果を掲載する媒体だが、この記事はインタビュー形式で、Dellのコンテンツマーケティング施策や、BtoB企業におけるコンテンツマーケティングの意義、今後の展望について語っている。
デイブ氏によると、コンテンツマーケティングは従来型のマーケティングから「メディアモデル」へと転換する新しいマーケティングだという。メディアモデルとは、常に新しい情報を提示し続けるという意味。これまではキャンペーンや新製品のたびにメッセージを考え、コンテンツを作っていたが、メディアモデルでは「常にメッセージを提供し続ける」ことが重要になる。これをデイブ氏は「キャンペーン・メンタリティ」と「オールウェイズオン(Always-On)・メンタリティ」と呼んでいる。この意識変革が、コンテンツマーケティングに取り組む上で最も重要なポイントだという。ちなみにデルでは、コンテンツマーケティング実施にあたり、編集経験者を雇用して情報提供に取り組んでいるそうだ。
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