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ソーシャルメディアが変えるECサイトのデザイン“◯◯市場”はもう古い?(1/2 ページ)

ソーシャルメディアは、ネットビジネスのマーケティングを大きく変えてきているが、実はもう1つ、ECサイトに大きな影響力を及ぼしている。それがサイトそのもののデザインだ。

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 一般にECサイトのトップページは、レコメンド商品やセール商品やキャンペーン告知などがあり、左右のどちらかのメニューバーで商品カテゴリーを表示しているものが多いが、今はソーシャルメディアのデータを分析して人気商品(シェアもしくは保存されている数が多い商品)を表示したり、自分で好みの画像を貼付けてコラージュを作ったりできるECサイトが増えている。2014年1月14日にClickZ.comに掲載された記事“How Social Media is Shaping the Evolution of E-Commerce Web Design”(「ソーシャルメディアはいかにECサイトのWebデザインの進化を形成しているか」)で紹介されていた、注目のECサイトのデザイン/機能をみて行こう。

1. Fancy:クラウドソースのソーシャルEコマース

 FancyはPinterestのデザイン/機能に大きな影響を受けたECサイト。トップページには人気商品の画像がグリッドレイアウトで並べられており、好きな商品にある「Fancyする」というボタンをクリックして自分のプロフィールページを作成していく仕組みだ。気に入った商品はFancy経由で購入もできる。

 Fancyの特徴は、商品との“出会い”を支援することで、好きな商品に「いいね」したり投票したりするインタラクション履歴に応じて、自分用に表示される商品画像が変わって行く。このキュレーションされたブラウジングのエクスペリエンスこそ、Fancyが提供する価値であり、多くのECサイトにとって大きな意味を持つものだ。また、Amazonと同じワンクリックでの購入や当日配達にも対応しており、快適なショッピングを楽しめるという利点もある。

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