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第5回 スマホ、デジタルを起点にしたマーケティング戦略の増加――「モバイル広告大賞」の10年を振り返る【連載】モバイル広告大賞に見るデジタルマーケティング最前線

今回から2回に渡って、「モバイル広告大賞」の審査員を務めるデジタルハリウッド大学 学長/工学博士・杉山知之氏と、「モバイル広告大賞」を主催するD2C 社長 宝珠山卓志氏の対談をお送りする。日本のマーケティングはこの10年でどのように変わってきたのか。

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モバイル広告大賞の意義――モバイル広告/マーケティングの変遷の記録


宝珠山卓志氏、D2C 代表取締役社長

宝珠山 モバイル広告大賞は2002年に創設しました。NTTドコモの「iモード」が開始されてから、わずか3年後のことでした。CMのクリエーティブディレクターなどは名前が残ったり、メディアに露出する機会もありますが、デジタルのマーケティングプランナーやメディアプランナーにはあまりそういった機会がありませんでした。そこで、モバイル広告という新しいもの、新しい市場を作って行こうと考えたときに、その新しいことにチャレンジした人やその作品をきちんと評価して、その人たちの名前を残したいと考えたのが、創設の理由です。

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