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Pinterest、使い方次第でブランドサイトのコンバージョンがアップECサイト化?

Pinterestが、よりEC指向へと進化した。自分がピンした商品写真が値下がりした際にメール通知する機能を追加したという。

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 ユーザーの8割が女性という、好みの写真を共有するソーシャルサイト「Pinterest」。家族の写真をピンボードに貼り付けるように、自分の専用画面にネット上にある気に入ったインテリアや家電の写真をピンで止めておくソーシャルメディアだ。クリスマスや誕生日プレゼント、またはボーナス時期の買い物候補として、さまざまな商品の写真を集約しておけば、適切な時期に忘れずに購入することができる。小売店やECサイト側もPinterestを自社商品のPRに使うことで、実際に効果も上げているという。

 そんなPinterestが、よりEC指向へと進化した。2013年8月2日にClickZ.comに掲載された記事“Pinterest Becomes E-Commerce Contender With Introduction of Price Drop Alerts”(「Pinterest、値下げアラート機能の導入によりECサイトの競合に」)によると、自分がピンした商品写真が値下がりした際にメール通知する機能を追加したという。ユーザーごとの商品情報を自動的に収集/集約し、セール情報をサマライズしてメール通達するので、メールがスパム化する懸念もない。マーケティング会社のソーシャルメディア担当マネージャーであるアダム・ダコスタ氏は、「ユーザーにとっては写真をピンすることで有益な情報が入る利便性が得られ、より買い物が進むようになります。これはPinterestのビジネスにとって良い変化といえます」と語る。

 Pinterestといえば、これまでは「消費者が自分の欲しい商品のビジュアルイメージや好きな写真を共有するサイト」という認識で捉えられていたが、セールなどのお得情報をPinterestで通知できるとなれば、小売業やブランドメーカーにとっても広告価値は十分にある。ちなみにPinterestは今年5月、「リッチピン」と呼ばれる新機能を追加し、詳細情報確認のため画像提供元のサイトに飛べる仕様を搭載した。小売業やブランドメーカーは、このリッチピンと、セールや価格情報の自動通知機能を利用することで商品/サイトのコンバージョンを高めることができる。

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