Yahoo! JAPAN、Yahoo!プロモーション広告の入稿支援ツール「キャンペーンエディター」をリリース:オフラインで編集管理
Yahoo! JAPANの運営を営むヤフーは7月8日、Yahoo!プロモーション広告の広告入稿を支援する「キャンペーンエディター」の提供開始を発表した。
キャンペーンエディターは、Yahoo!プロモーション広告用のキーワードやその他の設定情報をオフラインで編集し、その内容を従来より提供している広告の入稿/編集用の広告管理ツールに反映する入稿支援ツール。今回のリリースは、スポンサードサーチの入稿/運用管理を担当する広告代理店が対象となる。
利用にあたっては、キャンペーンエディターをPCにインストールした後、Yahoo! JAPANビジネスIDとパスワードを使ってログインする。キャンペーンエディターの画面で、広告管理ツールにある編集対象の入稿情報を指定してダウンロードし、オフラインで入稿情報の参照/追加/編集/削除を実行。編集した最新情報をアップロードすれば、広告入稿管理ツール側の情報も更新される仕組みだ。
これまでスポンサードサーチで使うキーワードや広告の入稿/編集は広告管理ツール上でしか行えず、大量のキーワードを運用/管理しているとパフォーマンスが低下してしまうことが問題となっていた。今回のキャンペーンエディターにより、オフライン上で効率的にキーワードや設定情報の編集管理が可能になることでこの問題を解決し、広告代理店および広告主が抱えていた広告管理の運用コスト/工数の削減を実現する。
キャンペーンエディターはExcelライクな画面と操作性を備え、Excelとの親和性も高い。また大量データの一括操作、選択したキャンペーンの全広告グループに関連する広告の管理やキーワードの一括表示などの機能を備えている。今後Yahoo! JAPANは、オンラインで直接申し込んだ広告主へもキャンペーンエディターの提供を始めていくほか、YDN(Yahoo!ディスプレイアドネットワーク)への入稿支援機能などもリリースしていく構えだ。
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