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2012年の米国インターネット広告収益は350億ドルに――動画/モバイル広告が市場をけん引:モバイル広告が大きく貢献
米国における昨年のインターネット広告市場の収益についての調査結果が、ClicZ.comの記事“Internet Ad Revenue Breaks Record With $37 Billion in Profits Last Year”(「2012年におけるインターネット広告収益は過去最大の370億ドル」)で発表された。
この調査は、米インターネット広告協議会Interactive Advertising Bureau(IAB)とPricewaterhouseCoopers (PwC)によるもの。IABの発表によると、2012年におけるインターネット広告収益は370億ドルで、2011〜2012年の1年間で15%の成長率を示しているという。特に2011年第第4四半期から2012年第4四半期にかけては、14%以上の成長が見られた。中でも市場拡大に貢献したのは、動画広告とモバイル広告の2つだ。IABリサーチ担当シニアバイスプレジデントのシェリル・マネ氏は「デジタルメディア広告は、ここ3年間連続して二桁成長を見せている。これは、インタラクティブ広告の強さと、消費者のいるところへマーケターのコミットメントが加速していることの現れだ」と述べている。
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