ニュース
使いやすいサイト1位はNTTドコモ、トライベック・ストラテジー評価:Webユーザービリティランキング2012<企業サイト編>
トライベック・ストラテジー(以下トライベック)は11月13日、「主要企業Webユーザビリティランキング2012<企業サイト編>」を発表した。ランキング1位は「NTTドコモ」。
トライベックではNTTドコモによる1位獲得の要因を「増え続ける製品や複雑化するユーザーニーズを正確に捉え、適切な誘導が実現できている」点とし、特に、トップページの使い勝手の良さを高く評価した。
業種別では、1位「IT/情報通信」、2位「保険/クレジット」、3位「医薬品」、4位「食品/飲料/生活用品」という結果となった。前回調査と比較して、「保険/クレジット」や「食品/飲料/生活用品」の順位が上がった一方、「総合電機/エレクトロニクス」「商社/流通/小売」といった業種が順位を下げた。
今回のランキングから分かるオウンドメディアの潮流
- 今回の評価対象企業150社のうち、68社(全体の45%)がフルリニューアル、または一部リニューアルを実施していた
- スマートフォン(iPhone、Android携帯)、タブレット端末(iPadなど)すべてに最適化したサイトで情報発信をしていた企業は全体の39%(前年比2倍超の伸び)だった
- ソーシャルメディアの活用に加え、自社サイトから適切に誘導できているとトライベックが判断した企業は全体の28%に留まった。とはいえ、昨年と比較して1.5%の伸びだった
調査概要
調査実施期間は2012年8月中旬から10月下旬。
15業界、主要企業150サイトが評価対象。対象業界は「電力/ガス/エネルギー」「鉄道/運輸」「建設/不動産」「鉄鋼/金属/材料」「化学/繊維」「機械/部品メーカー」「自動車/自動二輪」「精密機器/電子部品」「食品/飲料/生活用品」「医薬品」「商社/流通/小売」「金融/証券」「IT/情報通信」「総合電機/エレクトロニクス」「保険/クレジット」。
「アクセス性」「サイト全体の明快性」「ナビゲーションの使いやすさ」「コンテンツの適切性」「ヘルプ/安全性」の5評価軸、全97項目について評価を実施した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 第4回 オウンドメディアはカタログでなくて、コミュニケーションメディア
オウンドメディアは文字通り「メディア」です。それはユーザーとコミュニケーションをするためのHUBであり、けっしてカタログではないのです。オウンドメディアを通じて主張するのでなく、コミュニケーションを目指しましょう。 - ECサイトを通じた購買促進やブランディングを支援 日本オラクル
日本オラクルはECコマース製品「ATG」の機能強化を図り、同製品の拡販を進める。Webサイトを活用した販売促進や商品のブランディングに注目する企業が増えての取り組みという。 - ヤフーとMediaMind Technologiesがデジタルキャンペーン管理で提携
ヤフーとMediaMind Technologies(以下、MediaMind)は10月31日、 ディスプレイ広告及びビデオ広告領域での業務提携に合意したと発表した。 - 第2回 気をつけたい「釣り見出し」 必要な自制と長期的な視点
ヤフー・トピックスの見出しを巡る考えを紹介する。読者をがっかりさせないことが見出し作成のポイントである。短期的なアクセス増加につながりやすい「釣り見出し」は、長期的にみると、メディアにとってマイナスに作用する危険な飛び道具だと言える。 - 第1回 メディアを作るって言うけど、メディアって何だっけ?
岩手県大槌町に開設した情報発信/教育拠点「NewsLab おおつち」での活動を通して、ジャーナリストの藤代裕之氏がメディアの現代的なあり方を考える。 - 東証一部上場の企業サイト、機能やレイアウトで差異
ビー・オー・スタジオは東証一部上場企業のWebサイトのユーザビリティやコンテンツの過不足を調査した。必要な機能の実装やレイアウトの設計は行われていたが、Webサイト設計に対する力の入れ具合や配慮が異なることが分かった。