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マーケティングオートメーション、導入成功事例で語られない「苦い経験」:【連載】“失敗”から学ぶマーケティングオートメーション活用術 第1回(1/2 ページ)
マーケティングオートメーションを入れさえすれば全てがうまく回り出す……わけがない。成功物語では語られない導入・運用の本当の勘所を紹介する。
はじめまして。インテリジェンス ビジネスソリューションズ(IBS)の大平竜也です。
2013年から、企業のマーケティング支援を行うマーケティングソリューション部にてゼネラルマネジャーを務めています。昨今、マーケティングオートメーション(MA)に対する関心がますます高まっており、マーケティング専門メディアでも導入後の成功事例などの記事を多く見受けられるようになってきています。
弊社も2015年よりMAの導入・運用支援をサービスとして提供していますが、その前にまずユーザーとして、自社でMAを使ってマーケティング施策を行うようになりました。
そこで分かってきたのは、MAの導入・運用に当たっては、システムやビジネス観点で対応すべきタスクが意外に多いということです。実際、さまざまなシーンで多くの失敗を経験してきました。恐らく各メディアで成功事例として取り上げられている企業でも、その裏側では多くの苦い経験されているはず。そこで、MAの導入・運用においてなかなか表に出てこない担当者の失敗や苦悩、そしてその解決策について、弊社の経験を踏まえて4回の連載で赤裸々にお伝えしていきます。
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