「マーケティングオートメーション」 国内売れ筋TOP10(2025年5月):「テクノグラフィック」で読み解くMarTechの現在
今週は、マーケティングオートメーション(MA)ツールの売れ筋TOP10を紹介します。
この連載は、製品の導入数ランキング(直近1カ月)を週替わりで紹介しています。今週は、マーケティングオートメーション(MA)ツールの売れ筋TOP10です。
ランキングに変化はなく、全体的に減少となりました。
今回、最も増加したのは3位の「BowNow」でプラス12ドメインでした。一方、最も減少したのは、8位の「Kairos3」でマイナス29ドメインでした。
2025年のキートレンド
今回は、リサーチとコンサルティングのVerified Market Researchのレポートから、2025年のキートレンドを紹介します。
- スマートフォンの利用増加:スマートフォンの世界的な普及が、MA市場の拡大を促進する大きな要因となっている
- ビジネスのデジタル化:業界全体で進行中のデジタルトランスフォーメーションがMAソリューションの需要を高めることで、企業はマーケティング活動を効率化し、顧客エンゲージメントを強化できるようになる
- ターゲット広告の需要:企業は顧客維持やリードジェネレーション向上のためにターゲット広告戦略を求めており、MAソリューションはこれを効果的に提供できる
- AIと機械学習の統合:AIと機械学習をMAツールに組み込むことで、消費者セグメンテーションや予測分析、パーソナライズされたマーケティングなどの機能を強化し、市場をけん引している
出典:Marketing Automation Market Size And Forecast(外部リンク/英語)
さまざまなタスクを効率化するMAにより、企業は時間とリソースを戦略的に再配分できるようになります。消費者が個別の対話を求める時代、企業はMAによってパーソナライズされた体験を提供できるようになり、それぞれのセグメントに響くパーソナライズされたコンテンツやオファーの提供が可能になります。
データ分析やセグメンテーションツールの活用で顧客理解をより深めた上で、企業はMAツールの使用によりさまざまなメリットを得られます。
この連載について
TecPlus(テックプラス)はAI塔載型チャットツールを提供するチャットプラスが提供する競合テクノロジーの導入・解約情報データ(テクノグラフィック)サービスです。同サービスは高精度のトラッキング技術で国内150万以上の企業のドメイン・URLを解析。海外および国産の1000以上のツールについて、「いつから導入開始?」「いつに解約された」「企業のテクノロジー環境は」「どのサイトへ導入されている?」などを特定し、自社の営業活動やマーケティング効率を最大化するデータ提供を国内ICT企業やDXを促進する一般企業向けに提供しています。これを基に当連載ではテクノグラフィックデータにフォーカスし、関連製品の導入数ランキング(直近1カ月)を週替わりで紹介します。
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