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「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2025年4月)「テクノグラフィック」で読み解くMarTechの現在

今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。

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サイト内検索ツール国内売れ筋TOP5

 まずは、サイト内検索ツールの国内売れ筋TOP5を紹介します。

サイト内検索ツール国内顧客ドメイン数TOP5<2025年4月30日>(出典:TecPlus)

 ランキングに変化はありませんでしたが、3月度に続き、今回も全体的なダウントレンドが続いています。

 最も減少したのは、1位のGoogle「Programmable Search Engine」でマイナス106ドメイン。次いで4位「Nextopia」がマイナス14、2位の「Yext」がマイナス10ドメインでした。

 辛うじて3位の「Yahoo Custom Search」と5位の「BST probo Poplink」がプラスマイナス0でした。

ライブチャットツール国内売れ筋TOP5

 次に、ライブチャットツールの国内売れ筋TOP5を紹介します。

ライブチャットツール国内顧客ドメイン数TOP5<2025年4月30日>(出典:TecPlus)

 こちらもランキングに変化はありません。3位の「Channel Talk」がマイナス36、次いで4位の「Salesforce Live Agent」がマイナス35ドメインと大きく下げました。その他のブランドは微増でした。

ライブチャットの重要性

 あらためて、ライブチャットのメリットとそれに対するユーザーの期待と行動について探ってみましょう。2024年5月、Freshworksが公開した「2024年に知っておくべき20のライブチャットの重要性」の中から、一部をピックアップします。

  • 51%の顧客が、マルチタスク中のライブチャットの利用を好む
  • 53%の企業は、最初のライブチャットのやりとりでほとんどの苦情を解決している
  • 60%の顧客は、ライブチャットがあるWebサイトを再訪する可能性が高くなると言っている
  • 42%の顧客は、電話サポートよりもWeb上のライブチャットを好む。待たされることなくカスタマーサービス担当者にすぐにつながることが理由
  • 44%のオンラインショッパーは、ライブチャットがEコマースWebサイトに不可欠な機能だと考えている

出典:20+ Live chat statistics you should know in 2024 "20 statistics on why live chat is important in 2024"(外部リンク/英語)

 TecPlusのデータによると、顧客サポートにライブチャットを利用している国内ECサイトはわずか6%です。対して、グローバル市場では、オンラインショッパーの44%がEコマースサイトにライブチャットツールが不可欠と考えている実態を鑑みても、日本におけるライブチャット市場の拡大の可能性が伺えます。

この連載について

TecPlus(テックプラス)はAI塔載型チャットツールを提供するチャットプラスが提供する競合テクノロジーの導入・解約情報データ(テクノグラフィック)サービスです。同サービスは高精度のトラッキング技術で国内150万以上の企業のドメイン・URLを解析。海外および国産の1000以上のツールについて、「いつから導入開始?」「いつに解約された」「企業のテクノロジー環境は」「どのサイトへ導入されている?」などを特定し、自社の営業活動やマーケティング効率を最大化するデータ提供を国内ICT企業やDXを促進する一般企業向けに提供しています。これを基に当連載ではテクノグラフィックデータにフォーカスし、関連製品の導入数ランキング(直近1カ月)を週替わりで紹介します。


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