インテージは、全国の15歳から79歳の男女を対象に実施した「2025年のお花見に関する意識と行動」についての調査結果を公開した。2025年のお花見を「予定している」「するかもしれない」と回答した人は全体で40.1%。前年比1.2倍となり、コロナ禍前(40.9%)に迫る勢いだ。
2025年のお花見市場規模は前年比124.6%に 平均予算は?
予定しているお花見のタイプを質問したところ、「桜の名所への日帰り旅行やドライブ」が前年の1.3倍に増加している。物価高が続く中、あまりお金をかけずに楽しめるレジャーとして、お花見が見直されているのかもしれない。
お花見予定者の予算は平均7407円で、前年より535円増加している。今回の調査結果と15〜79歳の推定人口(※)から2025年のお花見市場規模を試算したところ、2874億円で、前年比124.6%と大きく増加した。お花見を予定している人とその予算の両方が増加したためだ。
過去5年間の市場規模推移は以下の通り。
- 2021年:807億円
- 2022年:1076億円
- 2023年:2100億円
- 2024年:2307億円
- 2025年:2874億円
※使用した推定人口は、2020年の国勢調査データをもとに人口動態などを加味したインテージ独自の母集団人口データ。
「昼間に近場の桜が咲いている場所」に誰とお花見に行く予定かという質問に対し、「ひとりで」と回答した人は前年の4.4%から9.5%と、2.2倍に増加している。
コロナ禍が明けて2回目のお花見となる2025年は、物価高が続く中でお金をかけずに楽しめるレジャーとしてお花見が支持されているのかもしれない。また、「一人お花見」が増加していることから、それぞれのスタイルで春を楽しむ人が増えているようだ。
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