「マーケティングオートメーション」 国内売れ筋TOP10(2025年3月):「テクノグラフィック」で読み解くMarTechの現在
今週は、マーケティングオートメーション(MA)ツールの売れ筋TOP10を紹介します。
今週は、マーケティングオートメーション(MA)ツールの売れ筋TOP10です。
順位の変動など、全体的に大きな動きはありませんでした。今回、最もドメイン数を伸ばしたのは5位の「Adobe Marketo Engage」でプラス22でした。
MA市場を形成する主な市場動向とその要因 Part2
今回は、Verified Market Researchのレポートから、世界のマーケティングオートメーション市場の変動の要因のうち4つをセレクトして紹介します(翻訳は筆者)。
- AIと機械学習の統合: AIと機械学習をMAツールに組み込むことにより、消費者セグメンテーションや予測分析、パーソナライズされたマーケティングなどの機能が強化され、市場の成長を促進する
- コスト効率: 繰り返し行われるマーケティングタスクを自動化することで、企業は運用コストを削減し、マーケティングチームが戦略的な取り組みに集中できるようになり、MAの導入が進んでいる
- インターネット普及率の上昇: 世界的なインターネットアクセスの増加により、デジタルマーケティングのリーチが拡大しており、オンラインキャンペーンを管理するための効果的なMAツールの需要が高まっている
- マーケティングチャネルの複雑化: ソーシャルメディア、メール、モバイルアプリなどのマーケティングチャネルの増加により、マーケティング業務が複雑化している。これにより、マルチチャネルキャンペーンを効果的に管理できるオートメーションソリューションの需要が高まっている
出典:Marketing Automation Market Size And Forecast(外部リンク/英語)
特に、AIと機械学習の統合――例えば、AIモデルは顧客データ内の任意のパターンを識別し、それらのパターンに基づいて顧客を自律的にクラスタリングでき、効果的なパーソナライゼーションが実現出来ます。
マーケティングにおけるAIの最も高度な形式は、ネクストベストアクションの意思決定への応用といわれており、今後国内でもますますMA市場の拡大が見込まれます。
この連載について
TecPlus(テックプラス)はAI塔載型チャットツールを提供するチャットプラスが提供する競合テクノロジーの導入・解約情報データ(テクノグラフィック)サービスです。同サービスは高精度のトラッキング技術で国内150万以上の企業のドメイン・URLを解析。海外および国産の1000以上のツールについて、「いつから導入開始?」「いつに解約された」「企業のテクノロジー環境は」「どのサイトへ導入されている?」などを特定し、自社の営業活動やマーケティング効率を最大化するデータ提供を国内ICT企業やDXを促進する一般企業向けに提供しています。これを基に当連載ではテクノグラフィックデータにフォーカスし、関連製品の導入数ランキング(直近1カ月)を週替わりで紹介します。
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