LINE公式アカウントを活用した営業・カスタマーサポート向けビジネスチャットサービス「BizClo」でできること:MicoworksがLINEヤフーと協業
企業担当者から顧客へワンツーワンのデジタルコミュニケーションの円滑化と組織管理を行うことが可能に。
マーケティングツール「MicoCloud」やAI電話システム「MicoVoice」などを提供するMicoworksが、LINEヤフーと協業し、LINE公式アカウントを活用した営業・カスタマーサポート向けビジネスチャットサービス「BizClo」の提供を開始した。企業と顧客のワンツーワンのデジタルコミュニケーションを実現し、メッセージのやりとりを可視化・管理することで、対応力の向上や対応漏れの防止、担当者変更時のスムーズな引き継ぎを支援する。
第一生命保険の導入も発表
近年、企業の営業・カスタマーサポート部門では、従来の電話やメールに加え、LINE公式アカウントを活用した顧客対応が進んでいる。一方で、担当者個人と顧客がLINEで直接やりとりすることで、シャドーITの発生や情報共有の不備といった課題も生じている。
BizCloはこれらの課題を解決し、LINEを活用した顧客コミュニケーションの最適化を支援する。組織単位で顧客情報を一元管理し、担当者間のスムーズな情報共有を実現することで、対応の効率化と顧客満足度の向上につなげる。
サービス開始に伴い、第一生命保険がBizCloの導入を発表。同社はこれまでもLINEを活用した情報提供や手続き支援を進めてきたが、今後は担当者の不在や変更があった場合でも、円滑な情報連携を通じて迅速なサービス提供が可能になるという。
具体的には以下のような課題を解決する。
- 営業・カスタマーサポート部門の課題
- 権限管理機能により、担当者は自身の担当顧客のみを閲覧可能。対応ステータスのタグ管理で適切なフォローアップを実施。
- 自社データベースと連携し、契約情報や顧客ステータスをBizCloの管理画面で確認可能。
- 異動や退職時も、権限設定を変更するだけで後任担当者へスムーズに引き継ぎ。
- 組織の課題
- 組織として顧客とのコミュニケーションを管理し、担当者ごとに適切な権限を付与。進捗を可視化し、業務の属人化を防ぐ。
- チャットコミュニケーションを統合管理し、シャドーITを排除。
- メッセージの一斉配信機能と個別チャットを組み合わせ、情報の漏れなく発信・対応。
BizCloを経由してLINE公式アカウントから配信されたチャットメッセージについては、送信通数にかかわらず追加課金が発生しない価格体系を採用している。
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