インテージは、全国の15歳から79歳の男女5000人を対象に「お年玉」に関する調査を実施し、結果を公開した。調査は2024年11月22日から25日にかけてインターネットで実施。お年玉をあげる予定が「ある」と答えた割合は18歳以上で46.6%に達した。
2025年のお年玉事情 キャッシュレスは主流になるか?
お年玉の平均予算額は2万4775円だった。2023年調査では前年比6%増の2万5099円だったので、約1.3%減となり、2年連続の増加とはならなかった。
「1人あたりの金額ランキング」を見ると、小学生未満では「1〜1000円」、小学校低学年では「2001〜3000円」が1位となっている。小学校高学年と中学生は「4001〜5000円」が1位であり、中学生ではこの金額を受け取る割合が半数を超えている。高校生になると、半数近くが「9001〜1万円」を受け取ることになり、大学生・専門学校生・短大生ではその割合が3人に2人に達する。
お年玉の渡し方は「現金手渡し」が9割以上を占める一方、20歳以下のお年玉をもらう予定の人の30.5%は「スマートフォンのキャッシュレス決済でもらいたい」と回答した。
お年玉をあげる側にキャッシュレス決済を使わない理由を聞くと、「現金の方がもらったという実感がわく」(41.5%)、「現金の方がありがたみが伝わる」(39.8%)といった意見が目立った。
もっとも、現金とキャッシュレスのどちらがありがたみがあるかは、もらう側が評価することではある。キャッシュレスに慣れた世代がお年玉をあげる側に回ったときには、お年玉の渡し方も変わってくるのかもしれない。
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