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「物価高」「平日クリスマス」の影響は? 2024年クリスマス予算インテージ調査

インテージが5000人を対象に実施したクリスマスに関する調査結果によると、2024年のクリスマス平均予算は前年より約3割減少したことが分かった。経済状況の変化や節約志向の高まりに加えて考えられる要因は……。

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 インテージは、全国の15歳から79歳の男女5000人を対象に実施したクリスマスに関する調査結果を公開した。2024年のクリスマス平均予算は1万6329円で、前年より約3割減少し、2021年以降で最低となった。経済状況の変化や節約志向の高まりに加え、クリスマスイブとクリスマスが平日に当たることも影響していると考えられる。また、別途実施した調査では、年末年始の出費はほぼ横ばいで、クリスマス費用を節約しつつ9連休の年末年始を楽しむ家庭も多いと推測される。


(出典:インテージ「クリスマスに関する調査」)

クリスマスケーキは買うもの? 作るもの?

 2024年における贈り物やパーティー・旅行などイベントの予定を確認すると、「予定はない」(51.1%)を除いたトップは「プレゼントを購入(自分用を含む)」(27.4%)、次いで「自宅でパーティー」(25.6%)だった。


贈り物やパーティー・旅行などイベントの予定(出典:インテージ「クリスマスに関する調査」)

 料理や飾りつけなど自宅内でのクリスマス予定では「ケーキを食べる」(40.0%)が前年から7.4ポイント減少。クリスマスを意識した料理の準備も減少している。一方、女性では「ケーキを作る」と回答した人が前年比で1.5倍に増加。手作りケーキが人気の理由として「コストを抑えたい」(45.1%)がトップに挙げられた。物価高騰の影響に加え、SNSでレシピが豊富に提供されていることも一因と考えられる。


自宅内での実施予定(出典:インテージ「クリスマスに関する調査」)

 生活者はクリスマスメニューをいつ楽しむのか。インテージが京浜、京阪神、東海の1260世帯の食卓・調理状況を朝食・昼食・夕食ごとに継続的に捉えた「キッチンダイアリー」のデータによると、2019年(2024年と同様にイブが火曜、クリスマスが水曜)と2023年(イブが日曜、クリスマスが月曜)では、いずれも12月24日にクリスマスメニューが最も多く消費されたが、2023年はローストチキンやケーキの消費量が2019年を上回っている。これはイブが日曜日に当たり、家族や友人との集まりが増えたためと推測される。


クリスマスの定番メニューが食卓に並ぶ日(出典:インテージ「キッチンダイアリー」の2019年および2023年における12月20〜25日のデータ)

 2024年はクリスマスイブとクリスマスが平日となる。年末年始の9連休への備えも重なり、静かなクリスマスになりそうだ。

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