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ブラックフライデーのオンラインショッピング 日本で売り上げが大幅に増加した製品カテゴリーは?Criteoがコマースデータを分析

Criteoは、日本国内のブラックフライデーのオンラインショッピングに関する分析結果を発表した。

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 Criteoは、年末商戦の幕開けとして小売店が大規模なセールを実施する日として知られるブラックフライデーに着目し、日本国内のオンラインショッピングに関する分析結果を発表した。

 調査対象である1000以上の日本の小売業者とブランドのオーガニックデータを見ると、2024年のブラックフライデーの平均注文額は前年比で12%増加した。ブラックフライデー当日である2024年11月29日の消費者支出も、前年比12%増だった。ブラックフライデー当日に売り上げが大幅に増加した製品カテゴリは以下の通りだ。


日本で売り上げが大幅に増加した製品カテゴリー(販売個数の増加率)

 Criteoはこの結果から、消費者はブラックフライデーの日に高価な商品を購入しやすい傾向があると分析している。

 ブラックフライデー当日に売り上げが大幅に増加した製品カテゴリは「食品、飲料、タバコ」で前年比51%増だった。続いて「スポーツ用品」が42%増、「アパレル・アクセサリ」が39%増、「ホーム&園芸用品」が31%増、「ヘルス&ビューティー」が27%増だった。これら上位5つの製品カテゴリは、2024年11月29日から同年12月2日までの売り上げでも、同順位で増加した。

 2023年のブラックフライデーでは、調査対象となった全小売業者のうち32%の小売業者が20%以上の売り上げ増を記録。2024年は前年から3ポイント伸びて、35%の小売り事業者が同じ数字を記録した。

 また、2023年のデータを同年10月1日から10月28日までの平均を基準値として分析したところ、ブラックフライデーのキャンペーンを実施した小売業者はブラックフライデー期間中に104%の売り上げ増加を記録し、その後の12月の総売り上げも平均で28%増加した。一方、ブラックフライデーのキャンペーンを実施していない小売業者は12月の売り上げが5%減少したことが分かった。

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