ネットの口コミを参考に8割超が商品を購入 最も参考にした口コミの掲載先は？：「ULSSAS」の発表から約5年
ホットリンクは、口コミ投稿の経験や購買への影響を調査した結果を発表した。
SNSマーケティング支援サービスを提供するホットリンクは2024年12月5日、日本在住の男女1000人を対象に口コミ投稿の経験や購買への影響を調査した結果を発表した。
直近1年でインターネット上への口コミを参考に商品を購入した経験を聞いたところ、「ある」が86.1％を占めた。
口コミを参考に購入した商品のTOP3
ホットリンクは2019年より、UGC（ユーザーによる口コミ）を起点とした購買行動モデルとして「ULSSAS（ウルサス）」を提唱してきた。
- U：UGC（ユーザー投稿コンテンツ）
- L：Like（いいね！）
- S：Search1（SNS検索）
- S：Search2（Google／Yahoo!検索）
- A：Action（購買）
- S：Spread（拡散）
ULSSASの発表から約5年が経過し、YouTubeやTikTokに代表される動画SNSの台頭など、コミュニケーション環境は大きく変化した。今回の調査はこの境変化を踏まえ、あらためて生活者の購買行動や口コミとの向き合い方を明らかにすべく実施したものだ。
インターネット上への口コミを参考に商品を購入した経験が「ある」と答えたユーザーに、直近1年でインターネット上の口コミを参考に購入した商品やサービスを聞いたところ、「食品」が36.4％、「化粧品（スキンケア、メイクアップ）」が35.2％、「日用雑貨」が34.5％で上位を占めた。
同じく直近1年で口コミを参考に商品を購入した経験のある人に、参考にした口コミの掲載先を聞いたところ、「ECサイト」が52.7％、「レビューサイト・クチコミ投稿サイト」が46.6％、「YouTube」が30.5％で上位を占めた。
直近1年でインターネット上に商品やサービスの口コミを投稿した経験を聞いたところ、「ある」が49.8、「ない」50.2％で、ほぼ同率となった。
上記の質問で「ある」と答えたユーザーに、口コミを投稿した商品やサービスを聞いたところ、「食品」が27.5％、「日用雑貨」が24.1％、「化粧品（スキンケア、メイクアップ）」が20.1％で上位を占めた。
口コミ投稿先は「ECサイト」が46.0％、「レビューサイト・クチコミ投稿サイト」が38.0％、「X」が19.1％で上位を占めた。
商品やサービスを購入（利用）する際、参考にする情報を聞いたところ、「ECサイトやレビューサイトに掲載されているレビュー」が70.3％、「家族や友人など、知り合いによるクチコミ」が61.3％で上位を占めた。しかし、商品の購入時に「最も参考にする情報」は「家族や知り合いによる口コミ」（35.8％）がトップで、「ECサイトやレビューサイトのレビュー」（34.7％）を上回った。
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