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調査リポート

2024年記憶に残った「生成AI活用事例」は? 課長以上に聞くマーケトレンド2024年の振り返りと2025年の展望

アイブリッジは、マーケティング業務に携わっている従業員数100人以上の企業在籍の課長以上の役職者を対象に実施した調査を基にしたレポート「マーケティングトレンド 2024年の振り返りと2025年の展望 テクノロジー・広告・消費・環境など」を公開した。

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 アイブリッジは、セルフ型アンケートツール「Freeasy」の約1300万人のモニター会員を活用し、「マーケティングトレンド 2024年の振り返りと2025年の展望 テクノロジー・広告・消費・環境など」と題した調査を実施した。調査対象はマーケティング業務に携わり、従業員数が100人以上の企業に在籍する課長以上の役職者987人(スクリーニング2万5000人から対象者を抽出)。2024年の分野別トピックスを振り返り、2025年に期待されるマーケティングテクノロジーや消費者動向について聞いている。

キリンビール、伊藤園……記憶に残った生成AI関連の話題は?

 2024年はChatGPTなどの生成AIに関する話題が多い一年だった。生成AIで印象に残った話題について聞くと「キリンビール、缶チューハイ商品開発で生成AI作成のペルソナ活用」(25.1%)が1位だった。。2位は、「コカ・コーラ、写真1枚からオリジナルソングをつくる「AIソングメーカー」開始」(23.4%)、3位は「伊藤園、「お〜いお茶 カテキン緑茶」の効能を生成AI女性がうたう」(22.7%)だった。


商品開発における生成AIによるペルソナ作成に高い関心(画像提供:アイブリッジ、以下同)

 2025年に期待できるマーケティングのトレンドを聞いたところ、1位から順に「SDGs」(27.7%)、「無人決済店舗」(26.6%)、「見守り(高齢者・子ども)」(26.2%)となった。前年は見守り(高齢者・子ども)と同ポイントで3位だった「ウエルビーイング」も、微差で4位に留まった。また、2024年の年始から頻発した地震や水害の影響から、「防災ビズ」(20.2%)が前年から大きく伸びて7.1ポイント増となった。


「防災ビズ」のポイントが上昇

 2025年に期待できるテクノロジーのトレンドは、トップ3は前年と同じく「生成AI(ChatGPTなど)」(40.0%)、「自動運転」(30.7%)、「AI全般」(30.3%)だった。トップの生成AIは、前年比で6.2ポイントの大幅増だったことから、2025年もChatGPTをはじめとする生成AIへの期待が高止まりすると考えられる。


生成AIへの期待は高止まりか

 アイブリッジは、今回の調査結果の総括として、実用的であること、効果が定量的にアピールされること、社会的インパクトの強いトレンドやトピックスへの関心が高まっていることの3点が高評価の要因になると、傾向を分析している。

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