「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2024年11月):「テクノグラフィック」で読み解くMarTechの現在
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。
サイト内検索ツール国内売れ筋TOP5
まずは、サイト内検索ツールの国内売れ筋TOP5を紹介します。
前月からランキングの動きはありませんが、10月度はほとんどのブランドが微減だったのに対し、今月はTop5の全ブランドが増加しました。
5位の「BST probo Poplink」は、7月度からランキングに入ってきて以来、増減を繰り返しながらも順調に伸びてきています。4位の「Nextopia」との差がわずか2ドメインで拮抗しており、今後の動きに注目したいところです。
サイト内検索ツールは、コンバージョン率を上げる、サイト訪問者体験の向上など多くのメリットがあります。また、数多くのブランドが世界中にあります。
サイトサーチ専門のSearchStaxは、適切なサイト内検索ツールを選ぶ方法について、次のように述べています(筆者翻訳)。
・適切なサイト内検索ツールを選ぶ方法
全てのサイト内検索ツールが同じではありません。特に、コンテンツ管理システム(CMS)やデジタルエクスペリエンスプラットフォーム(DXP)に付属する汎用的な無料ツールを使用している場合、体験が期待外れに感じることが多々あります。
・訪問者体験を向上させる機能
優れたツールには、訪問者が必要な情報を簡単に見つけ、より効率的にコンテンツを発見できるいくつかの重要な機能が必要です。
1.オートコンプリート提案
2.フィルターとファセット
3.類義語の認識とスペルミス対応
4.ヒットハイライト
5.モバイル対応
大学や非営利団体では、無料のGoogle「Programmable Search Engine」(PSE)がよく選ばれていますが、使いやすい一方で、柔軟性に欠け、サイト内検索分析がほとんどできません。
多くの人が知らないのは、マーケティングチームがサイト内検索を戦略的に活用して、人気のある検索クエリや季節限定のコンテンツ、あるいは宣伝したいページを優先的に表示させることができるという点です。
そのため、適切な機能を備えたサイト内検索ツールを選ぶことが成功の鍵となります。
出典:What is Site Search? A Marketer’s Guide to Better Website Search(外部リンク/英語)
サイトサーチは、サイト訪問者の目的情報への到達性を促進し、満足度を向上させるためのツールです。国内のサイトサーチブランドは採用・削除を繰り返し、まだ大きな成長を遂げていません。
ライブチャットツール国内売れ筋TOP5
次に、ライブチャットツールの国内売れ筋TOP5を紹介します。
「Salesforce Live Agent」はランキングに入って以来、続伸しています。今月もプラス91ドメインで順位を1つ上げ、3位にランクアップしました。
この連載について
TecPlus(テックプラス)はAI塔載型チャットツールを提供するチャットプラスが提供する競合テクノロジーの導入・解約情報データ(テクノグラフィック)サービスです。同サービスは高精度のトラッキング技術で国内150万以上の企業のドメイン・URLを解析。海外および国産の1000以上のツールについて、「いつから導入開始?」「いつに解約された」「企業のテクノロジー環境は」「どのサイトへ導入されている?」などを特定し、自社の営業活動やマーケティング効率を最大化するデータ提供を国内ICT企業やDXを促進する一般企業向けに提供しています。これを基に当連載ではテクノグラフィックデータにフォーカスし、関連製品の導入数ランキング(直近1カ月)を週替わりで紹介します。
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