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「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2024年10月)「テクノグラフィック」で読み解くMarTechの現在

今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介します。

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 今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介します。まずは、パーソナライゼーション製品の国内売れ筋TOP5です。

パーソナライゼーション製品国内顧客ドメイン数TOP5<2024年10月8日>(出典:TecPlus)

あらためて考えるパーソンライゼーション導入の意義

 10月度のパーソンライゼーションカテゴリーは、各ブランドとも微増、微減で、順位の変動など特に大きな変化はありませんでした。

 Tecgenceの10月度データにおいて、ECプラットフォームを持ちパーソナライゼーションツールを併用している割合はわずか4.6%です。あらためて、パーソナライゼーションツールのメリットをオープン情報から探ってみましょう。

  2024年7月、メールマーケティングツールベンダーのSender.netは「55+ Personalization Statistics & Facts for 2024」(外部リンク/英語)を発表しました。その中に「パーソナライゼーションと顧客ロイヤリティーの統計」という一節があります。そこでは顧客ロイヤリティーの成功例の一つとしてAmazonを取り上げており、同社が20年以上前からパーソナライズ、特にパーソナライズされた割り引きやレコメンドを導入して着実に成長を続けていることを指摘しています。

 同レポートではAmazonの創業者であるジェフ・ベゾス氏の「2000万人の顧客を持つためには、2000万の『店舗』が必要だ。私たちの使命は、地球上で最も顧客中心の企業になることだ」というコメントを印象した上で、パーソナライズが顧客ロイヤリティーを構築する上でいかに重要であるかを示すために、以下の統計データを紹介しています(翻訳は筆者)。

  • 顧客の36%は、より安く便利な代替品が存在しても、ポジティブな体験をしたブランドに戻ってくる
  • ブランドによるパーソナライズされたショッピング体験をした買い物客の60%は、リピーターになると考えている
  • 76%は、パーソナライズされたメッセージはブランドへの考慮を高めるのに不可欠であり、78%はそうしたコミュニケーションにより再び購入する意欲が高まると述べた
  • 頻繁な買い物客と自認している人の80%は、自分の体験をカスタマイズしてくれる企業でのみ購入すると述べている
  • ミレニアル世代は、パーソナライズされたコミュニケーションがあるとのブランドロイヤリティーが28%増加する

「A/Bテスト」ツール国内売れ筋TOP5

 次は、「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋TOP5を紹介します。

「A/Bテスト」ツール国内顧客ドメイン数TOP5<2024年10月8日>(出典:TecPlus)

 前月と比較して、「AD EBIS LPO」が対前月プラス13、Optimizelyがプラス18、KARTE Blocksがプラス8と増加し、他の2ブランドは微減しました。

この連載について

 TecPlus(テックプラス)はAI塔載型チャットツールを提供するチャットプラスが提供する競合テクノロジーの導入・解約情報データ(テクノグラフィック)サービスです。同サービスは高精度のトラッキング技術で国内150万以上の企業のドメイン・URLを解析。海外および国産の1000以上のツールについて、「いつから導入開始?」「いつに解約された」「企業のテクノロジー環境は」「どのサイトへ導入されている?」などを特定し、自社の営業活動やマーケティング効率を最大化するデータ提供を国内ICT企業やDXを促進する一般企業向けに提供しています。これを基に当連載ではテクノグラフィックデータにフォーカスし、関連製品の導入数ランキング(直近1カ月)を週替わりで紹介します。


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