YouTube全体で「誤報」を検出 IASが「Total Media Quality」拡張で実現する3つの提供価値:第三者保証を提供
IASは、AIによるTotal Media QualityをYouTube向けに拡張した。これにより、広告主は業界基準に沿ったYouTube広告の誤報レポートを利用可能になった。
デジタル広告検証サービスを提供するIntegral Ad Science(以下、IAS)は、YouTube広告における広告キャンペーンを展開する広告主向けに、誤報に関する業界基準に基づいたブランドセーフティーおよび適合性の計測レポートを提供すると発表した。
YouTube全体で「誤報」を検出
IASの「Total Media Quality(以下、TMQ)」は、AIを活用してブランドセーフティー(安全性)とブランドスータビリティー(適合性)を測定するツールだ。このツールは、広告主のデジタル広告がブランドにとって安全かつ適切なコンテンツに隣接して表示されているかどうかを、第三者として保証する。
TMQはすでにMeta広告やPinterest広告と連携しているが、今回YouTube向けにも拡張されたことで、広告主はYouTube全体で誤報と認識されるコンテンツを検出でき、広告投資の安全性と妥当性をさらに深く検証できるようになった。
IASは、業界基準に沿ってコンテンツを分類し、広告主が設定したブランド適合性プロファイルに基づいたレポートを提供する。これにより、広告主はIASが提供するレポートを通じて、広告が表示される隣接コンテンツの全体像を正確に把握し、キャンペーンを適切に調整できる。TMQの特徴は以下の通りである。
- 拡張された第三者計測による透明性:業界基準に基づき、広告が隣接するコンテンツに関する詳細なインサイトを提供する。
- ビジネス成果の促進:IASが誤報と識別したコンテンツに隣接して広告が表示されているか確認し、必要に応じて最適化することで、ブランド適合性を強化できる。
- ビジネスの保護と拡大:2024年以降に予定されている主要な国際イベントに向け、広告主は30以上の言語でグローバルレベルのYouTube広告レポートにアクセスできる。
IASは、2024年3月にYouTube動画のビューアビリティーに関して第三者算定およびレポートのMRC認定を取得したことを発表した。また、2023年12月には、YouTubeショート広告におけるブランドセーフティーおよび適合性の計測開始を発表している。
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