「サイト内検索」＆「ライブチャット」売れ筋TOP5（2024年8月）：「テクノグラフィック」で読み解くMarTechの現在
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。
まずは、サイト内検索ツールの国内売れ筋TOP5を紹介します。
サイト内検索ツール国内売れ筋TOP5
サイト内検索ツールのランキングに、大きな変動はありませんでしたが、TOP5全ブランドが増加しました。
1位を独走しているGoogle「Programmable Search Engine（プログラム可能な検索エンジン）」も、2カ月連続のマイナスでしたが、今回はプラスに転じました。
Eコマースサイトの検索に関する21の統計データ
メールマーケティングソリューション・プロバイダーのMailmodoは、Segmentify、Nosto、llcbudyなどを情報元に、Eコマースサイトにおける検索行動やオンサイト検索体験、検索と顧客のリテンションやコンバージョンへの影響に関する統計データをまとめました。今回は、その21のポイントのうち10個を抜粋して紹介します。
- 87％の消費者がオンラインで商品検索を開始する
- 43％のリテール顧客がWebサイトで直接検索バーを使用する
- 平均して、訪問者の3分の1がサイト内検索を行う
- 34％の顧客が「返品」や「注文追跡」などの非商品コンテンツを検索しようとし、39％のWebサイトがこれらの非商品検索クエリに対応していない
- 42％のWebサイトが、8つのEコマース検索クエリタイプ全体で許容範囲以下のオンサイト検索UXパフォーマンスを発揮している
- 78％の消費者が、リテールWebサイトの検索機能はときどき無関係な商品を表示すると述べている
- 72％のWebサイトが、サイト検索の期待に全く応えられていない
- サイト内検索を通じたコンバージョン率は平均の50％増高くなることがある
- リテールWebサイトを訪れる訪問者の43％がすぐに検索ボックスを利用しているため、サイト内検索はEコマースWebサイトにとって必須である
- サイト内検索はEコマース訪問者の最大30％によって使用され、コンバージョン率を2〜3倍向上させる
出典：21 Must-Know eCommerce Site Search Statistics in 2024（外部リンク／英語）
ライブチャットツール国内売れ筋TOP5
次に、ライブチャットツールの国内売れ筋TOP5を紹介します。
ライブチャットツールのランキングも変わりはありませんでしたが、5位の「Zoho Sales」がマイナス67、2位の「WP live chat」がマイナス40と大きく減少しました。
この連載について
TecPlus（テックプラス）はAI塔載型チャットツールを提供するチャットプラスが提供する競合テクノロジーの導入・解約情報データ（テクノグラフィック）サービスです。同サービスは高精度のトラッキング技術で国内150万以上の企業のドメイン・URLを解析。海外および国産の1000以上のツールについて、「いつから導入開始？」「いつに解約された」「企業のテクノロジー環境は」「どのサイトへ導入されている？」などを特定し、自社の営業活動やマーケティング効率を最大化するデータ提供を国内ICT企業やDXを促進する一般企業向けに提供しています。これを基に当連載ではテクノグラフィックデータにフォーカスし、関連製品の導入数ランキング（直近1カ月）を週替わりで紹介します。
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