「パーソナライゼーション」&「A/Bテスト」ツール売れ筋TOP5(2024年8月):「テクノグラフィック」で読み解くMarTechの現在
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介します。
今週は、パーソナライゼーション製品と「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋各TOP5を紹介します。まずは、パーソナライゼーション製品の国内売れ筋TOP5です。
最もドメイン数を伸ばしたのは、3位の「TETORI」です。前月に続き、8月度もプラス39の続伸です。
その他、5位には「Deqwas」がランクイン。前月5位のプレイド「KARTE」はブランド拡張(ブランド・エクステンション)によりブランドが分かれ、順位が入れ替わりました。
コンテンツパーソナライゼーションの統計
EmailマーケティングツールベンダーのSender.net は2024年7月、「55+ Personalization Statistics & Facts for 2024」を発表しました。今回は、その中のコンテンツパーソナライゼーションをご紹介します。
コンテンツパーソナライゼーションとは、特定のオーディエンスや個人に対して関連性のあるコンテンツを作成し、Webページやメール、その他の形態で共有するためにデータを活用することを指します。顧客の71%が企業によるパーソナライズされたコンテンツの提供を期待しているため、その要望に応えないことは大きな機会損失につながります。エンゲージメントや収益、ブランドロイヤリティーがその例です。この主張を詳しく見てみましょう。
- マーケターの約5人中3人は、コンテンツが最も使用されているパーソナライゼーション形式であると述べている
- 業界関係者のほぼ9割が、顧客はパーソナライズされたコンテンツをある程度期待していると主張している
- 消費者の66%が、パーソナライズされていないコンテンツに出会うと買うのをやめると回答している
- マーケターは、キャンペーンソース(49%)、閲覧したページ/コンテンツ(35%)、メールの開封(34%)、購入した商品(33%)、メールのクリック率(32%)、人口統計(32%)、クリック(30%)、位置情報(28%)、カスタマージャーニーのステージ(27%)、過去の訪問行動(26%)に基づき、コンテンツとエクスペリエンスをパーソナライズしていると報告している
出典:55+ Personalization Statistics & Facts for 2024(外部リンク/英語)
「A/Bテスト」ツール国内売れ筋TOP5
次は、「A/Bテスト」ツールの国内売れ筋TOP5を紹介します。
対前月比でランキングの変動はありませんでした。「Optimizely」「VWO」「KARTE Blocks」の3つが増加しました。
この連載について
TecPlus(テックプラス)はAI塔載型チャットツールを提供するチャットプラスが提供する競合テクノロジーの導入・解約情報データ(テクノグラフィック)サービスです。同サービスは高精度のトラッキング技術で国内150万以上の企業のドメイン・URLを解析。海外および国産の1000以上のツールについて、「いつから導入開始?」「いつに解約された」「企業のテクノロジー環境は」「どのサイトへ導入されている?」などを特定し、自社の営業活動やマーケティング効率を最大化するデータ提供を国内ICT企業やDXを促進する一般企業向けに提供しています。これを基に当連載ではテクノグラフィックデータにフォーカスし、関連製品の導入数ランキング(直近1カ月)を週替わりで紹介します。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.