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ディズニーと組んで番組制作 投資銀行大手はなぜ女性スポーツに注目するのか?Marketing Dive

投資銀行大手のMorgan StanleyはDisney Advertisingと組んでESPN+のドキュメンタリーシリーズ「In The Arena」のスポンサーとなっている。

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Marketing Dive

 2024年5月、引退した女子テニス界のレジェンドで元世界王者のセリーナ・ウィリアムズはXに「I’m ready to hit some balls again(再びボールを打つ準備はできている)」という漠然とした投稿をして、コートへの復帰を検討しているのではないかとの噂を煽った。とはいえ、正式な発表があるまでは、彼女を見られる主な場所はパリファッションウィークやUlta Beauty(※)の店舗を除けば、Disney傘下のスポーツ専門チャンネルであるESPN+で配信が開始されている8エピソードのドキュメンタリーシリーズ「In The Arena: Serena Williams」ということになるだろう。

※編注:セリーナが立ち上げたメイクアップブランド「WYN BEAUTY」と提携している。

広告業界全体で再評価される女性エリートスポーツ

 投資銀行大手のMorgan Stanleyは「In The Arena」のスポンサーとなっており、ストリーミングやテレビ放送での番組内ブランディング、ESPNスタジオ番組内でのボイスオーバープロモーション、ESPNのクロスチャネルプロモーションでのブランド紹介などで取り上げられる予定だ。Disneyの広告部門であるDisney Advertisingとのコラボレーションによるこのスポンサーシップは、同社のより大きなマーケティング優先事項の一部である女性スポーツへの投資を継続することを可能にする。

 Morgan Stanleyの最高マーケティング責任者(CMO)であるアリス・ミリガン氏は「2022年後半から2023年初頭にかけて、女性スポーツをいかに盛り上げるかに多くの時間を費やしてきた。企業としてこの状況を変え、私たちの中核的な価値観を表す信念を前進させるにはどうすればよいのかと」と述べている。

 この投資は、広告業界全体で女性エリートスポーツの再評価が行われている中で実施される。従来はスポーツ投資全体の1〜2%しか受け取っていなかったこの市場は、コンサルティング企業のDeloitteの予測によると2024年の収益が10億ドルを超えると見込まれている。

(「モルガン・スタンレーのCMOが語る『セリーナ・ウィリアムズ推し』のマーケティング的背景」に続く)

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