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「現金で買い物」は少数派? 意外なポイントの使い道は? 調査で見えたお金への意識の変化今日のリサーチ

メットライフ生命保険が「全国47都道府県大調査 2024〜社会情勢の変化と将来への備え〜」を実施。キャッシュレスやポイ活などを背景に、お金に対する新しい捉え方や投資への関心度の高さが見て取れました。

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 メットライフ生命保険は全国の20代から70代までの男女約1万4000人を対象に、「全国47都道府県大調査 2024〜社会情勢の変化と将来への備え〜」を実施しました。

 7回目となる同調査の結果によると、お金の支払い方についての意識では、全年代において59.1%が「自分はキャッシュレス派だと思う」と回答。現金で買い物をする人の方が少数派になりつつある現状が浮き彫りとなりました。


現金の使用についての意識(出典:メットライフ生命保保険「全国47都道府県大調査 2024〜社会情勢の変化と将来への備え〜」、以下同)

 また、財布の持ち歩きについては約4人に1人の24.9%が「スマホで決済できるので、普段は財布を持ち歩かない」と回答しました。特に20代男性は約4割が「普段から財布を持ち歩かない」と回答しています。


財布の持ち歩きについて

約4割が実施する「ポイントの意外な使い道」

 同調査ではクレジットカードやバーコード決済の支払いでたまるポイントの活用についても聞いています。全体の75.8%がこうしたポイントを積極的に集める「ポイ活」をし、43.1%が集めたポイントで投資をする「ポイント投資」を実施していました。現在資産運用をしていない人でも、35.1%は「ポイント投資」を実施していると答えています。

 また、現在就労している人の69.0%が「ボーナスを貯蓄・投資したい」と回答。37.1%は「ボーナスをNISA(少額投資非課税制度)に投資しようと思う」とNISAが資産形成の新たな手段として広く浸透し始めている様子が見て取れます。

 今後保有を増やしたい、新しく始めたい金融商品を聞く質問でも、NISAは最も回答が多く28.7%。2023年の21.9%から6.8ポイント伸ばしました。一方で、「定期預金・貯金」や「積立預金・貯金」は2023年からわずかに減少しており、貯蓄よりも投資をに興味が向いている消費者の様子が見て取れます。


今後、保有を増やしたいもの・新しく始めたいもの(2024年 TOP5)

 資産運用に関する質問項目では、全体の61.1%が運用意向を示し、これまでの調査で最も高い結果となりました。資産運用実施率も全体の40.5%と、2018年の調査開始以来、初めて40%を超えました。特に30代は資産運用への関心が強く、74.1%が運用意向を持ち、45.0%が運用を実施していました。


資産運用動向

 昨今の物価上昇やインフレに対しては、82.2%が「不安」を感じています。また、「現状は物価が高い状態」と見ている人は68.0%で、「今後も現在と同じ状態が続く」または「上昇する」と回答した人は92.1%に達しています。一方で賃上げの「実感」を得ている人は16.1%にすぎず、61.7%は現状の給与を「安い」と思っています。「来年の賃金予想」についても「下落する」もしくは「現在と変わらない」と感じている人が81.4%を占めており、昇給、賃上げの恩恵を受けておらず今後も受けられないと感じている人が多くを占めることが分かりました。

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