NTTドコモは、ポイントサービスの利用拡大を受けて、実際にポイントをためたり使ったりしている「ポイ活」実施者の実態を探るために「ポイ活に関する調査」を実施しました。全国の15〜79歳男女1120人を対象に、性別年代構成比が実際の世の中の構成とマッチするようにウェイトバック集計(アンケート回答者と母集団の属性構成が異なっていてアンケート回答者の属性構成が世の中の縮図となっていない場合に、母集団の属性構成に合わせて重み付けをし、集計し直す調査手法)をかけた結果を公表しています。
15〜79歳の男女1120人に「どの程度積極的にポイ活をしているか」を聞いたところ、「積極的にしている」が39.2%、「どちらかといえばしている」が40.9%で、全体の8割超(80.1%)が比較的積極的にポイ活をしていることが分かりました。
理想的なポイ活スタイルとは?
ポイ活を「積極的にしている」「どちらかといえばしている」と答えた897人を対象に、意識して実施しているポイ活について尋ねると、「よく利用するスーパーやコンビニでは、ポイントをためたり使ったりしている」(46.3%)が最も多く、「同じ買い物をするなら、ポイントのたまるお店やサイトを使うようにしている」(44.8%)、「支払いは現金よりも、なるべくポイントのたまるキャッシュレスで行う」(43.4%)がそれに続きました。
ポイ活に関して「あまり努力せずに、いつの間にかポイントがたまっているのが理想だ」に「あてはまる」「ややあてはまる」と回答した人はポイ活実施者の87.1%、「いくつかの主要なポイントをゆっくりためたり使ったりできればいい」に「あてはまる」「ややあてはまる」と回答した人は78.8%を占めました。頑張りすぎない「ゆるポイ活派」が主流と言えそうです。
「物価が上がっているので、ポイ活をすることで節約したいと思う」に「あてはまる」「ややあてはまる」と回答した人は84.3%。「たまったポイントは、生活必需品や通信費など必要な経費にあてている」に「あてはまる」「ややあてはまる」と答えた人は74.0%でした。
ポイントを複数の店舗やサービスをまたいで利用できる「ポイント経済圏」について、「日ごろ意識して利用している」と回答した人は78%。ポイント経済圏を意識して利用している理由としては、「クレジットカードでポイントがたまりやすいから」が24.4%で最多でした。
ポイント経済圏を意識しつつも、頑張り過ぎずゆるくポイ活を楽しみたい――。調査結果からは、そんなユーザーの声が聞こえてくるようです。
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