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年収1000万円超えユーザーの利用比率が高いメディアは? ――オトナル調査今日のリサーチ

「YouTube」や「LINE」「LinkedIn」「テレビ」など国内24メディアの利用実態を年代や性別、職業、年収などの切り口で調査、分析しました。

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 オトナルは、国内24メディアの利用実態を取りまとめた「国内24メディア利用実態レポート」を公開しました。これは、同社が2024年3月に朝日新聞社と共同で実施した「PODCAST REPORT IN JAPAN 第4回ポッドキャスト国内利用実態調査」のデータを、24種類のメディアの利用状況にフォーカスし、再編集したもの。今回のレポートでは、15歳から69歳の男女1万人を対象に、年齢や性別、職業などで利用動向を分析しました。

 月間利用率の高いメディアのトップ3は、「YouTube」「LINE」「テレビ」で、それぞれのメディアを「月1回以上利用する層」はYouTubeが73%、LINEが72.6%、テレビが65.1%でした。


24メディアの利用率(年齢と性別)(出典:オトナル、以下同)

 レポートでは性別ごとの利用動向も、積み上げグラフ形式で公開しています。グラフを見るとYouTube、LINE、テレビのいずれも男女比はおおむね半々ですが、「Instagram」や「TVer」といったメディアは女性利用比率が高い傾向にあるようです。

情報感度の高い人が好むメディアは?

 次に、それぞれのメディアユーザーの職業比率について見ていきます。他のメディアと比べて「LinkedIn」ユーザーには「マネジメント職」が多い傾向にあり、その割合は31.1%と3割に達しています。「Facebook」「雑誌」といったメディアも比較的マネジメント職が多い傾向にあるようです。一方で「Discord」「Pinterest」「TikTok」は「学生」の割合が多く、Discordユーザーの3割以上が学生という結果になっています。


24メディアの職業比率

 さらに利用率上位12メディアを利用する回答者の年収比率を見ていくと、年収1000万円以上の回答者の利用比率が高いのは、Facebook、「ポッドキャスト」「新聞」「Amazon Prime Video」といったメディアでした。


上位12メディアユーザーの年収比率

 調査では、回答者の情報感度とメディアとの関係性についても分析しています。具体的には、各メディアのユーザーに情報感度に関する2つの質問(「製品や新しいサービスを取り入れるのが人よりも早い」「新しい流行について人に聞かれることが多い」)をし、「とても当てはまる」もしくは「やや当てはまる」と回答した割合を調べています。

 どちらの質問においても「当てはまる」と答えた割合が最も多かったのはLinkedIn。「製品や新しいサービスを取り入れるのが人よりも早い」は47.6%が、「新しい流行について人に聞かれることが多い」は43.8%が当てはまると回答しています。ポッドキャスト、Twitchといったメディアのユーザーも「当てはまる」と答えた割合がどちらの質問においても多く、これらのメディアは情報感度の高い人たちの利用が多い傾向にあるようです。


24メディアの情報感度の比較

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