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GoogleのBIツールからLINEにノーコードでデータ連携 primeNumberが「trocco action for Looker」を提供可視化・分析したデータをマーケティング施策に簡単に活用できる環境を実現

primeNumberが「trocco action」の提供を開始。第一弾としてGoogleのBIツール「Looker」からLINEへのデータ連携を実現する。

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 primeNumberは、企業が蓄積しているデータをエンジニアに限らず誰もがコードを書くことなく簡単にビジネスに活用できるようにするサービス「trocco action」の提供を開始する。

第一弾は「trocco action for Looker」

 第一弾としてリリースする「trocco action for Looker」は、Google CloudのBI(ビジネスインテリジェンス)ツールである「Looker」と外部サービスのデータ連携をサポート。Lookerで可視化・分析したデータをメッセージングサービスやSNS、広告配信サービスに連携させることで、誰でも簡単にマーケティング施策(アクション)に生かすことができるようになる。2024年4月時点では、LookerからLINEへのデータ連携を実現。具体的な活用イメージは以下の通りだ。

  • Lookerの画面操作によって施策の対象となるユーザーリストを抽出し、そのリストに対してLINEメッセージを配信する
  • Lookerで、LINEで友だち登録しているユーザーを任意の条件で絞り込み、毎日特定の時刻にあらかじめ設定しておいたメッセージを配信する

 画面上でデータ分析からマーケティング施策までを実行できるMA(マーケティングオートメーション)ツールやCDP(カスタマーデータプラットフォーム)との違いは以下の通りだ。

  • Google Cloudの「BigQuery」など、任意のDWH(データウェアハウス)をデータソースとして利用でき、活用できるデータの幅が広がる
  • 導入済みのDWHをそのまま利用して、マーケティング施策を実行するための環境を整えることができる
  • DWHでデータ抽出を行えるため、抽出時間を短縮できる
  • データ分析から、マーケティング施策実行まで全て Looker 上で行うことができるため、複数システムを行き来する必要がなく、手間がかからない

 trocco action for Lookerは、現在パートナー経由のみでの販売となっているが、今後は「Google Cloud Marketplace」への掲載を予定している。また、初夏にはTikTokやXとの連携も実現を予定しており、Looker以外のサービスからのデータ連携にも対応していく。

 primeNumberのデータ基盤総合支援サービス「trocco」は、点在するデータを転送する機能、データを変換および集計するデータマート機能、こうした処理を一連の流れとして設定・自動化するワークフロー機能など、データ基盤の構築・運用に必要なさまざまな機能を提供している。他のBIツールやDWHと組み合わせて使うことで、統合から活用までの全てのプロセスを低い学習コストで実施できる。一連のプロセスが自動化されるため処理時間が短縮され、また、データ・機密情報の暗号化、2段階認証、IP制限等を通じて、安全なデータ統合を実現している。

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