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消費財メーカー向けSaaS「Eagle Eye」に「前後購買分析」機能データ分析メニューを強化

True DataはSaaS型の消費財メーカー向け購買データ分析ツール「Eagle Eye」に「前後購買分析」機能を追加した。

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 ビッグデータプラットフォームを運営するTrue Dataは2024年4月1日、SaaS型の消費財メーカー向け購買データ分析ツール「Eagle Eye」の分析メニューを強化したと発表した。

Eagle Eyeとは?

 Eagle Eyeは、全国のドラッグストアや食品スーパーマーケットにおける購買情報を統計化(※)し、消費者の購買行動をID-POSデータ(顧客ID付き購買データ)で分析できるツールだ。

※データは統計化した調査パネルによるもので、店舗・個人を特定する情報は一切含まれてない。

 今回、新たにオプションメニューとして「前後購買分析」を追加した他、既存メニューの仕様を変更することで分析機能を強化し、消費者の購買行動をよりリアルに把握することが可能になった。

 ビッグデータによる顧客理解とそこで得た知見をマーケティングや新商品開発、販売促進などの施策へ生かすことは消費財メーカーにとって重要なテーマと言える。中でも顧客軸で購買データを分析できるID-POSデータへの関心は高く、Eagle Eyeの契約社数も増加傾向にあるという。

 今回、消費者が購入ブランドを変更(ブランドスイッチ)した商品をより細かく分析できる前後購買分析を追加するなど、分析メニューを強化したことで、メーカーは顧客像をより鮮明に理解し、高精度なデータマーケティングが実施できるようになった。

 機能強化のポイントは以下の通りだ。

  • 「前後購買分析」の追加:ある商品を購入した人が、その前後に購入した商品を知ることができる。既存のメニューで購入商品のスイッチングを調べる場合は、例えば2月にある商品を購入した人が3月に何を購入したかなど、異なる期間で分析するが、前後購買分析では、2つの購買期間を重ねることで、同月2月の直前・直後に何を購入したかを分析することも可能になった。頻繁に購入する商品でも、直前直後に何を購入しているかが分析できるため、商品の関係性やプロモーションの効果がより正確に考察できる。
  • 仕様の変更「トライアル・リピート分析」「購入個数分布分析」:分析対象とする基準期間を現状1年間から最長2年間に拡大し、購入サイクルの長い商品の分析も可能になったた。
  • 仕様の変更「ブランド成長力マトリクス」:今までは新規顧客と中止顧客は人数、継続顧客は売り上げ金額でデータを把握していた。今回、新たに新規顧客と中止顧客のデータも売り上げ金額に変更し、同じ軸で比較することが可能になった。新規/中止/継続という顧客セグメントごとに購入金額で成長力を把握することにより、今後の商品プロモーションやリニューアルなどの検討に役立つ。
  • 仕様の変更「時系列・累積TR」:トライアル率・リピート率を分析する際、時系列の数値に加え、累積した数値も見ることができるようになった。購入率(トライアル率)が伸びているのか、リピート率(2回以上購入者)が伸びているのかを週単位で積み上げ分析することで、現在の売り上げが新規購入者の増加によるものなのか、リピーターの増加によるものなのか把握できる。

 なお、前後購買分析、ブランド成長力マトリクス、時系列・累積TRはオプション契約で利用できる。


「前後購買分析」 のイメージ(画像提供:True Data)

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