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営業における生成AI活用実態今日のリサーチ

セレブリックス営業総合研究所が、営業における生成AI活用の実態を調査しました。

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 企業の営業活動を支援するセレブリックスの社内研究機関「セレブリックス営業総合研究所」は、法人営業に従事する23〜59歳の1019人を対象に、営業職を取り巻く生成AIの普及度合いとその実用性を明らかにするための調査を実施し、その結果を「営業における生成AI活用の実態調査レポート Vol.1」としてまとめました。

営業職における生成AI導入のネックとなるのは?

 営業職の生産性向上が多くの企業で課題となる中、解決策の一つとして生成AIの活用が注目されています。しかし、生成AIの話題性にもかかわらず営業現場での生成AIの活用事例や成果事例の情報はまだ少ないのが現状です。生成AIの導入状況を聞いたところ、「生成AIツールやサービスを導入・使用していない」企業が44.0%を占める結果となりました。次いで「全社的に使用が許可されていない、あるいは禁止されている」企業も28.1%に上り、「全社的に生成AIを導入している」企業は11.0%にとどまっています。


「社内で生成AIは導入されていますか?」に対する回答結果(画像提供:セレブリックス営業総合研究所、以下同)

 個人の業務での生成AIの使用頻度に関しては、「ほとんど使わない/使ったことがない」と回答した割合が74.7%と圧倒的に高く、「月に数回」が9.8%、「週に数回」は11.0%でした。「毎日」使用しているという回答はわずか4.5%でした。


「あなた個人が業務で生成AIを使う頻度を教えてください」に対する回答結果

 導入ネックとして最も多かった回答は「使えるかが不明、不安、使いこなせない」と「生成AIが出した結果を正しく使えるか不安、生成AIの結果を信用しきれない」という2つでした。この結果は営業職における生成AIの導入に際して、その操作性と結果の信頼性に関する不安が大きな障壁となっていることを示していると考えられます。


「社内で生成AIを導入する際、ネックになったものを全て選んでください」に対する回答結果(複数回答)

 生成AIが生成する情報を適切に判断、活用できるかという問題は、導入の成否を大きく左右すると言えそうです。

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