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インテージが全国消費者パネル「SCI」を刷新 変わったのは“調査方法”「CODE」と連携したサービスも提供予定

調査方式と調査対象カテゴリーをリニューアルし、サンプルサイズを拡大。新しいデータサービスの提供を開始する。

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 インテージは、全国消費者パネル調査「SCI」をリニューアルし、新しいデータサービスの提供を開始すると発表した。SCIは全国小売店パネル「SRI+」などと並ぶインテージの主要サービスの一つで、対象者数5万3600人と、国内の消費者パネル調査としては最大級の規模を誇る。

何がどう変わるのか

 これまでのSCIは、携帯型バーコードスキャナーまたはスマートフォンを通じて各商品のバーコードを読み取ることでデータを収集していたが、金額や個数、購入日、購入店情報などは手動で入力する必要があった。

 インテージは今回のリニューアルで、独自開発した調査専用のスマートフォンアプリを用いて調査モニターが購入したレシート明細情報と購入した商品のバーコード情報をスキャンし、データ化する新しい調査方式を採用。これによって調査モニターの購買明細情報の回答負荷を大幅に軽減し、回答漏れを減らすことで、データ品質を強化する。

 データの収集範囲も購入した全バーコード付き商品へと拡大し、これまで提供範囲外だった生鮮・惣菜などのデータサービスも2024年4月以降に順次提供を開始する。サンプルサイズも2025年1月に7万人規模へを拡大予定だ。一方、現行のSCIデータサービスについては2025年3月度データをもって提供を終了する。

 今後はインテージグループのリサーチ・アンド・イノベーションが提供するレシート読み取りによるポイ活アプリ「CODE」とSCI双方の購買ログデータやサービスの統合活用を推進し、顧客企業が生活者と直接コミュニケーションを取りながら新たな価値ある顧客体験の創造やユーザー育成を行うことができる新サービスも段階的に提供する予定だ。


リニューアルを機にロゴも刷新。シンボルマークはConsumer-centricの「CC」を表す(画像提供:インテージ)

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