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デジタルサイネージ一体型自動ドアによる広告配信サービス ナブテスコが提供広告効果測定も可能

ナブテスコがデジタルサイネージ一体型自動ドアを広告メディアとして利用する新サービスを開始する。当面は大学向けに展開し、大学生向けの商品や企業認知を獲得したい広告主のニーズに応える。

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 機械部品メーカーのナブテスコは、最近発売したデジタルサイネージ一体型自動ドアに広告を配信するサービスを2024年4月から開始すると発表した。当面は大学をターゲットに、売店などの入り口にデジタルサイネージ一体型自動ドアを設置して、大学生向けの商品広告や企業広告を配信する。

商業施設や公共交通機関での展開も視野に

 ナブテスコの自動ドア事業は旧ナブコ時代の1956年にさかのぼり、主力製品である建物用自動ドアでは国内市場シェア約55%を有する。

 同社は自動ドアと自動ドア周辺の人流データをネットワークで収集するプラットフォーム「AD-LINK」を提供しており、新サービスをこれと組み合わせることで、広告の効果測定も可能になる。

 通行者の動線上にある自動ドアを通じて広告などの情報を配信することで、購買促進や顧客満足度向上を狙う。画面は自動ドアの固定部に設置するため、通行者の邪魔になることはない。


自動ドアを活用したデジタルサイネージのイメージ(出典:ナブテスコのプレスリリース)

 デジタルサイネージ一体型自動ドアを通じ、これを設置する大学の情報を配信することもできるので、イベント案内などの学生に向けたコミュニケーションツールとしての用途も期待できる。

 ナブテスコは今後、このサービスを大学だけでなく商業施設や公共交通機関などでも展開する予定だ。

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