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新進D2CコスメブランドのCMOが激推し 「Meta Advantage+ ショッピングキャンペーン」とは?Marketing Dive

Meta幹部はD2CコスメブランドJones Road BeautyのCMOとのラウンドテーブルで、2024年に広告主や広告代理店がAIに期待できることを説明した。

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Marketing Dive

 カリスマメイクアップアーティストのボビイ・ブラウン氏が立ち上げたD2CコスメブランドJones Road Beautyは、MetaのAIツールと「Advantage+ ショッピングキャンペーン」をいち早くテストしたパートナーである。同社CMOのコディ・プロフカー氏は2024年2月7日にMetaが開催したバーチャルラウンドテーブルの中で、消費環境に対する懸念から慎重な姿勢を示していた第4四半期を乗り切る上で、これらのツールがいかに役立ったかを語った。

※編注:本稿は「Meta幹部が力説 AIへの投資が広告主に『なくてはならないもの』である理由」の続きです。

自信を持って支出を増やせるツール

 「私が(Advantage+を)気に入っているのは、クリエイティブに集中でき、全体的な戦略とコンセプトに集中できるだけでなく、プラットフォームのメディアバイイングに多くの時間を費やす必要がないからだ。ショップ広告も本当にクールなものだった。これもまた、新しい人々にリーチするための素晴らしい方法となった」と、プロフカー氏は語った。

 進化するビジネス目標を達成するため、プロフカー氏とJones Road BeautyはMetaと協力して広告とクリエイティブの戦略を立て、Metaのツールに関する専門知識を活用して新しい戦術をテストし、知見をためている。具体的にはショップ広告への投資に加えて入札上限キャンペーンを実施し、広告費用対効果を高めるための新しい入札戦略をテストしている。これにより、Metaでの支出レベルを上げることに自信が持てるようになったという。

 「ブラックフライデーの間、私たちは過去最高の売り上げを記録した。もしパフォーマンスがなかったら、私は必ずしもそのような高額を使うことに快く思っていなかっただろう」と、プロフカー氏は説明する。「私たちは十分な自信を持っていたし、それだけの金額を使う以上Metaがパフォーマンスを確信していることも分かっていた。おかげで、予算を最大限に活用し、最も適切なタイミングで使うことができた。これは本当に大きなことだった」

2024年のMetaに期待できること

 Metaはラウンドテーブルで、AIとその先を見据えた代理店や広告主へのヒントを提示した。Metaの広告・ビジネス製品マーケティング担当副社長であるゴクス・ネボル=パールマン氏は、次のように述べている。

  • クリエイティブベロシティーへの投資を加速し、パフォーマンス向上を実現する
  • キュレーションは生成AIの新時代において最も重要なスキルである。
  • ブランドのアイデンティティ、声、スタイルをよりよく反映したクリエイティブを生み出すために、AIモデルとより多くのブランドインサイトを共有する必要がある。
  • マーケティング組織における生成AIの役割に対して、人員配置を開始する時期が来ている。

 生成AIはまた、GoogleのサードパーティーCookie廃止で広告業界がインタレストベースから確率論的ターゲティングへと移行する中で広告主が直面するシグナルロスを、キャンペーンインサイトの改善によって乗り切る手助けにもなるだろう。ネボル=パールマン氏は「生成AIは、インサイトを継続的に反復する機会を提供してくれる。あらゆるバリエーションを作成でき、テストを高速化すればするほど、より多くのインサイトが得られる。生成AIを使って企業が継続的にテストし、学ぶことで、より多くのインサイトが提供される、そうすることで、より良い結果を得るより良いキャンペーンを実施することができる」と語った。

 シグナルロスとAIへの強い関心が高まる今、広告主は行動を起こし、Metaが長年投資してきた機能を活用している。これらの機能のユーザーは、広告ワークフローにどれだけ付加価値をもたらすことができるかを実感しているとボウルズ氏は言う。

 「より多くの人々がこのシステムを利用すればするほど、成功が見えてくる。彼らは、クリエイティブ・ブリーフに本当に必要なことに集中するための時間を、自分たちの財源に戻しているのだ」(ボウルズ氏)

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