「GPT-4」で広告運用実績を分析 アイレップ、「iPalette」にAI分析機能を追加：運用実績から数値的事実や因果関係を推察

アイレップは、AIの活用推進の一環として、広告配信情報の管理プラットフォームにAI分析機能を搭載した。

[ITmedia マーケティング]

　博報堂DYグループのアイレップは、顧客企業と連携して広告配信に関する情報を一元管理できる自社開発プラットフォーム「iPalette」に、大規模言語モデル（LLM）を活用して広告配信実績を分析する機能を追加した。

「GPT-4」で広告運用実績を分析

　OpenAIが提供するLLM「GPT-4」を活用し、広告の運用実績を自動で分析する。この分析機能により、広告の運用実績から数値的事実や因果関係を推察できるようにする。分析の速度と精度を高めることで、意思決定の質を上げるだけでなく、意思決定の量も拡大させる狙いがある。アイレップによると、同社はChatGPTが公開される以前から、LLMを活用した取り組みや、デジタルマーケティングを効率化、高度化するプラットフォームの開発を手掛けてきた。獲得したAI領域でのノウハウを生かし、新機能を追加した。

サービスイメージ（出典：アイレップ）

　今後は、広告の配信実績の分析だけでなく、クリエイティやプランニングなどの領域でもLLMを含むAIの利用を促進する。