「サイト内検索」&「ライブチャット」売れ筋TOP5(2024年1月):「テクノグラフィック」で読み解くMarTechの現在
今週は、サイト内検索ツールとライブチャットの国内売れ筋TOP5をそれぞれ紹介します。
サイト内検索ツール国内売れ筋TOP5
まずは、サイト内検索ツールの国内売れ筋TOP5を紹介します。
サイト内検索は、Webサイトでのコンバージョン率向上のために不可欠な要素であることが証明されています。そのため、多くECサイトで利用されています。
2024年のトレンドは、より直感的でアクセスしやすいユーザーエクスペリエンスの実現が重要なテーマです。
今回から、前月との増減比較データが加わりました。前月に続き、国内で最も採用数が多いのが、Googleの「Programmable Search Engine(プログラム可能な検索エンジン/Former Google Custom Search)」です。前月からプラス568と、大きく伸びました。
その他、Top5のツール全てが対前月比で増加しました。
ライブチャットツール国内売れ筋TOP5
1月は、Top5各ツールが新規獲得によって増加しました。中でも、Channel Corporationの「Channel Talk」がプラス137ドメインと、大きく躍進しました。
米シカゴに本社を置くITサービス企業のBotPenguinは、2024年1月8日にGLive Chat Statistics: Trends & Insights for 2024(外部リンク/英語)を発表しました。同社は、AI技術を活用したノーコードチャットbotビルダーを提供しています。
以下に、統計データの一部を紹介します。
オンラインチャットは、Eコマースにおいては購入プロセスを通してエンゲージメントを維持します。商品をカートに入れた人の60%から80%が購入を中断するといわれていますが、SaaSのオンラインチャットサポートはカートの放置を減少させ、売り上げとコンバージョンを増加させるといわれています。
有料顧客の63%は、他のチャネルよりもWebチャットチャネルを使用すると、再び訪問する可能性があります。
購入意思決定の最中に生じた質問に人間が答えることを望む顧客は50%に達します。
Eショッパーの40%は、チャットを行った場合に購入する可能性が高く、チャットを行わなかった場合の21%よりも高いです。
38%の顧客が、チャットのセッションにより商品を購入したと答えました。
59%は、質問に1分以内に回答した場合、購入する可能性が高くなります。
53%は、質問に迅速に回答が得られない場合にWebサイトを離れる傾向があります。
(出典:BotPenguin)
この連載について
TecPlus(テックプラス)はAI塔載型チャットツールを提供するチャットプラスが提供する競合テクノロジーの導入・解約情報データ(テクノグラフィック)サービスです。同サービスは高精度のトラッキング技術で国内150万以上の企業のドメイン・URLを解析。海外および国産の1000以上のツールについて、「いつから導入開始?」「いつに解約された」「企業のテクノロジー環境は」「どのサイトへ導入されている?」などを特定し、自社の営業活動やマーケティング効率を最大化するデータ提供を国内ICT企業やDXを促進する一般企業向けに提供しています。これを基に当連載ではテクノグラフィックデータにフォーカスし、関連製品の導入数ランキング(直近1カ月)を週替わりで紹介します。
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