SHIBUYA109がデジタルツイン広告を展開:メタバースならではの体験価値を
SHIBUYA109 エンタテイメントはSHIBUYA109の壁広告をオンラインゲーム「Fortnite」上に掲出するデジタルツイン広告の展開を開始した。
SHIBUYA109渋谷店の正面のシリンダー(円柱)は渋谷のシンボルであり、屋外広告(OOH)掲載スペースとしてもよく知られている。このシリンダー広告をメタバースでも再現し、現実世界と連動させてキャンペーンを展開する試みが行われている。
現在、SHIBUYA109渋谷店のシリンダーに掲載されているのと同じ「Uber Eats」の広告が、Epic Gamesのオンラインゲーム「Fortnite」のゲームマップ内の SHIBUYA109シリンダーにも掲載されているのだ。
メタバースのさまざまな場所で広告掲載が可能に
SHIBUYA109渋谷店などの商業施設を中心にエンタテイメント事業を営むSHIBUYA109エンタテイメントは2023年12月に、Fortniteにオリジナルゲームマップ「SHIBUYA109 SHOOT and RUN」をリリースし、ゲーム体験やゲームマップ内での広告枠の提供をしている。
同ゲームマップは、SHIBUYA109渋谷店をはじめとした渋谷の街並みを模したもので、建物の外壁などさまざまな場所へメタバース広告の設置や、企業の商品などを立体的にモデリングした広告アセットを制作し、マップ内に登場させることも可能になっている。今回のデジタルツイン広告も、このオリジナルゲームマップを活用している。掲出期間は2024年1月28日まで。
今後同社はメタバース・NFT事業において、これまでの人的なつながりを生かし、アーティストやキャラクターなどと連動したイベントの開催、ゲーム体験の提供、メタバースでの広告展開など、メタバースならではの新たな体験価値を提供していく考えだ。
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