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B2Bのコンテンツマーケティングに関する2023年総括と2024年展望レポート今日のリサーチ

2023年は広告のCPA高騰や生成AI活用の一般化の兆しが見られました。2024年のB2Bマーケターはどう動くべきなのでしょうか。

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 アンケート調査を基にしたコンテンツ作成サービス「リサピー」を提供するIDEATECHは、「BtoBのコンテンツマーケティングに関する2023年総括と2024年展望レポート」を発表しました。

生成AIの時代に求められるコンテンツと注意すべき落とし穴とは?

 デジタルマーケティングに投資する企業が増加する一方でCPA(顧客獲得単価)が高騰する中、広告以外で顧客を獲得する「コンテンツマーケティング」の重要性が増しています。特に注目されているのが、自社サービスの必要性や業界の有益な情報をお役立ち資料としてまとめた「ホワイトペーパーコンテンツ」です。IDEATECHが2023年9月に実施した「Facebookのリード獲得広告に関する実態調査」では、これまでに効果が得られたコンテンツとして、約半数が「ホワイトペーパー」と回答しました。加えて、他企業が配信しているFacebookのリード獲得広告のうちクリックしてしまうものとして、約4割が「ホワイトペーパー」と回答しており、その効果がうかがえます。


効果を得られたコンテンツ内容、約半数が「ホワイトペーパー」(画像提供:IDEATECH、以下同)

 一方で、顧客が興味を引くような「質の高いコンテンツ」の制作に頭を悩ませているB2Bマーケターは少なくありません。効率よくコンテンツの作成をするために期待されているのが生成AI。しかし、生成AIで生まれるコンテンツをそのままホワイトペーパーなどのコンテンツにする際には注意を払う必要があります。

 IDEATECHは「顧客が知りたがる、気づきの多い内容をファクトで提供できるコンテンツ」の一つとして「調査レポート」の活用を提唱しています。実際、同社が米国で実施した調査によると、調査レポートダウンロード後のフォローアップの連絡について、ユーザーの約半数が「積極的なアプローチだと思い、感謝する」と好意的に受け止めています。


調査レポートを受け取った人の約半数がダウンロード後に来るフォローアップの連絡について好意的

 同レポートは「デジタルマーケティング市場が今後急速に拡大していくこと、生成AIの利用が一般化されることを考えれば、2024年はB2Bマーケティングにおける『顧客が知りたい・知りたがるコンテンツ』の役割がより一層高まり、自社の業界をリードする絶好のタイミングと言えます。良質なコンテンツによってCPAを抑えて「潜在層/準顕在層」を獲得できるチャンスの年になると考えています」と、2024年の展望をまとめています。

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