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2024年の炎上予測 キーワードは「生成AI」「2024年問題」「大阪万博」今日のリサーチ

2023年は何が燃え、2024年はどのようなリスクが待ち構えているのでしょうか。エルテスが発表した「2023年の炎上トレンドと2024年のトレンド予測|ネット炎上レポート総集編」の概要を紹介します。

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 企業が抱えるデジタルリスクを予兆、検知、解決するソリューションを手掛けるエルテスは、2023年の炎上トレンドについてまとめた「2023年の炎上トレンドと2024年のトレンド予測|ネット炎上レポート総集編」を発表しました。同社は「オフライン・オンラインでの行動や発言に対して、ネット上で批判が殺到し、拡散している状態」を炎上と定義し、事例を収集・分析しています。

2023年、炎上の裏でインフルエンサーの影響

 2023年の炎上トレンドでは、「従業員の内部告発から炎上に発展する事例」と「内部関係者が情報を持ち出す事例」が複数見られました。

 内部告発からの炎上では、飲食店の衛生環境について関係者からの内部告発が発端となって炎上した事例や、ペットショップの労働環境・管理体制についての告発が大きな話題となり、企業の従業員が自社でも同じことが起きていると告発するケースも見られました。炎上系インフルエンサーや暴露系インフルエンサーという存在の認知拡大が告発内容の拡散を促しているという側面もあるようです。

 一方、内部関係者による情報の漏えいでは、グループ会社での情報持ち出しが親会社も巻き込んでグループ全体への批判につながった事例がありました。親会社は自社のガバナンス強化だけでなく、グループ全体での対策が必要だと分かる事例でした。

2024年の炎上はどうなるのか

 エルテスは、2024年の炎上トレンドを予測する上での重要なキーワードとして以下の3つを挙げています。

  • 生成AI
  • 物流・運送業界の「2024年問題」
  • 大阪万博

 生成AIでは、教師データに関する著作権の問題などルールが整っていない中、2023年にも生成AIをきっかけとした炎上事例が起きています。今後、生成AIを実際に自社が活用する場合には、その時々のトレンドや論調などを汲み取った上で企画をしていくことがますます重要となりそうです。

 物流・運送業界でのドライバーの不足と労働時間の上限が課されることで生じる「2024年問題」では、労務環境が改善しないことに対する従業員の不満増大やSNSでの内部告発の表出、顧客による対応不満のSNS投稿などが見られる可能性があり、複数の炎上リスクがあると考えられます。しかも、影響は物流・運送業界にとどまらず、物流サービスと密接に関連するEC事業を展開する企業などにも広がりそうです。

 大阪万博では、建設現場での労務問題、PRなどに起用したタレントや著名人の発言や行動などに起因する炎上リスクが考えられます。タレントの炎上は起用した企業にも批判の声が及ぶことがあり、無視できないリスクです。当該人物は直近の言動だけでなく、数年前の事象まで掘り返されるケースが多くあり、起用を検討する段階から過去にさかのぼって炎上リスクをチェックすることが求められます。

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