電通が「メタバースに関する意識調査2023」を実施:今日のリサーチ
電通「XRX STUDIO」は全国15〜59歳の2000人を対象に、「メタバースに関する意識調査2023」を実施しました。
電通は、国内電通グループ横断でXR(VR、AR、MRなど、現実世界と仮想世界を融合して新しい体験を創り出す技術の総称)に関するプロジェクトを推進する「XRX STUDIO」を調査主体として、「メタバースに関する意識調査2023」を実施しました。同調査は2021年より毎年実施しています。調査対象は全国15〜59歳の2000人。15〜27歳を「Z世代」、28〜39歳を「ミレニアル世代」と定義し、「40〜50代」を加えた3世代を分析しました。
今回、メタバースの認知率(「メタバース」という言葉を「どのようなものか知っている」「見聞きしたことがある」の合計)は82.1%に達しました。これは2021年(18.6%)の4倍以上の数字です。世代別では40〜50代(83.7%)が最も高く、Z世代(81.7%)、ミレ二アル世代(79.1%)と続きました。
Z世代はメタバースを誰と楽しむ?
海外・国内で主要なゲーム型・交流型など15個のメタバースプラットフォームを対象にその利用経験がある人(いずれかのメタバースプラットフォームを「現在、利用/プレイすることがある」「これまでに、利用/プレイしたことはあるが、現在はしない」の合計)の割合は全体の18.0%で、Z世代に限ると約4割(39.9%)に達します。
メタバースプラットフォームを現在利用またはプレイする人の1日当たりの平均利用時間は68.8分。世代別ではZ世代(72.5分)が最も長く、ミレニアル世代(66.9分)、40〜50代(62.7分)と続きました。
Z世代を中心に着実に普及が進むメタバース。デジタル顧客体験の設計において、想定しておくべき接点の一つになりつつあるのかもしれません。
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