「LINE」と「公式アプリ」、どちらかなくなるとしたら残してほしいのは?――DearOne調査:今日のリサーチ
飲食店・小売店などの店舗が会員とのコミュニケーションを行う手法としてLINE公式アカウントと企業公式アプリは似た位置付けにあります。多くの企業やブランドが両方を提供している中、消費者はそれらをどう使い分けているのでしょうか。
NTTドコモのマーケティング分野における新規事業型子会社DearOneは、企業やブランドが提供するLINE公式アカウントと公式アプリの使い分けに関する調査を実施しました。調査対象は同一店舗・ブランドのLINE公式アカウントと企業公式アプリの両方を利用している一般消費者240人です。
LINEとアプリのプッシュ配信のどちらをよく見るか聞いたところ、全体では「LINEを良く見る」という回答が多くなりました。しかし、その店舗に週一回以上来店するような比較的ロイヤルティーの高い人では「アプリを良く見る」という回答が「LINEを良く見る」という回答をやや上回る結果となりました。ただし、この比較的ロイヤリティの高い層では「同じくらい」という回答が45%と約半数を占めています。店舗を日常的に利用する人たちは、LINEと公式アプリの両方のお知らせを良く見ていると言えそうです。
お店でよく利用するのはどっち?
実際にお店に行ったときに利用するのはどちらが多いですかという質問では、「アプリを良く」という回答が多くなりました。全体、週一回以上来店する人、週一回未満来店のどの層でもLINEよりアプリをよく使うという回答が多く、とりわけ週一回未満来店ではアプリを良く使うという回答が46%に達しています。
LINEと企業公式アプリのどちらかがなくなるとしたら、どちらを残してほしいか聞くと、「アプリを残してほしい」という回答が約半数でした。全体的にアプリを残してほしいという回答が多かったのですが、特に週一回以上来店する層では52%がアプリを選択しており、要望の高さが見て取れます。
アプリを残してほしい理由としては、「特典が多い」「使い勝手が良く、親しみやすくて安心感もある」「細かい情報がある」「スマートフォンのトップ画面からすぐにアクセスできる」といったことがあるようです。
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